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2020年05月27日07:04

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伊藤博文7段の引退

明治の政治家伊藤博文と同姓同名の棋士がいる。彼は昨日で60才の年齢制限によって引退した。

プロ将棋には名人戦を頂点とした順位戦(A級、B1、B2、C1、C2)以外にフリークラス(C3)がある。

日本将棋連盟の規約を読んだがかんたんに書けないので省略。
https://www.shogi.or.jp/match/junni/rules.html

フリークラスは3通りある。(今は16人)
1 自ら選んで(宣言)転出するケース
2 C2組で3回降級点を取って(陥落)するケース
3 奨励会3段リーグで次点(準優勝)2回取得者やアマチュアで入会試験に勝った人が入るケース

伊藤博文7段は自らフリークラス宣言して60才の定年で引退となった。藤井7段のような脚光を浴びる棋士ではなく、プロ棋士としての実績はパッとしない。だがすごいのは彼がC2組で降級点を3回とってフリークラスに陥落して、それから(規定の)好成績を上げて再びC2組へ戻ったことだ。これはすごいことだ。

フリークラスは順位戦には出ないが、それ以外の棋戦(竜王戦・王将戦・棋聖戦・NHK杯戦等すべて)に出る。そこで対戦するのはすべての棋士だから一定の好成績をあげるのは大変なのだ。だから(陥落後の)復帰はほぼないと言っていい。

順位戦はC2組の場合は年間で10局指す(月に1回)。その結果によって給料も決まる。この10局に勝ち星が集まらない場合には、他の棋戦でどんなに勝っていても、陥落・引退となるのだ(極論だけど)。

最後の対局(竜王戦6組順位決定戦、今泉4段)は、先手今泉4段の振り飛車穴熊に穴熊玉頭(端)から攻めて、中盤まで押し気味だったが惜敗した。だが、穴熊攻略の一つの作戦として有効だと思う。

60才で引退したが奈良・大阪の将棋教室で普及を続けるという。


日本国憲法第2章第九条を守ろう!

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