素敵な？ジャケ　６　（番外編）

ジャケ・シリーズも番外編、ちょっとどうかなというものをご紹介。

ヘルベルト・ケーゲル指揮　ライプツィヒ放送響　ブルックナー：交響曲第５番（１９７７年録音）
これ、なんの写真ですかね。やっぱり路面に倒れた人型ですよね。さすがにやばいジャケ・ナンバー１決定です。
東ドイツの指揮者のケーゲルは、国家体制が崩壊した１９９０年、一説にはけん銃自殺を遂げたとも言われます。死後、一人の評論家が宣伝し、一部にカルト的人気が出ました。


この、のらくろだか、ブチの犬だかみたいなジャケは、何でしょうか。
フォーレ四重奏団とジモーネ・ケルメスによるＲ・シュトラウス＆マーラーの四重奏曲集・歌曲集です。
ん、もう一度、ジャケをよく見てください。
わかりましたか。
左側の黒い部分がＲ・シュトラウスの横顔、右側の白い部分がマーラーの横顔です。水道の蛇口みたいなのはマーラーの鼻です。
いや、これ、デザイン化にこりすぎて、わからんでしょう。

３枚目に、これというのが決まらず、日数を要しました。
結局差し替えで、これ。

え、有名なやつで、どこもおかしくない？
ブルーノ・ワルター指揮　コロンビア響　マーラー：交響曲第１番「巨人」
実は高校生のころ、ソニーのカタログで凹凸のはっきりしない小さなジャケを見て、この青光りする像が、私には、ヒツジの置き物みたいに見えて、どうしてそんなジャケなのか、これはどういう意味だろうか、わかりませんでした。
左上が頭から太い鼻筋と口に、その右に目があるように見えました。当時流行った映画「エイリアン」の頭にも似ているし。そう見えるでしょ。
何十年かして、ジャケをよく見たら、動物の鼻筋に見えたのは若者の左腕だとわかりました。いや、こぶしの形になっていないでしょ。いや、こんな格好しないでしょ。
これ、巨人（タイタン）像として有名なのですか。
ソニーさん、もう少し、わかりやすいジャケにしてほしかった。
ああ、勘違い。