緊急事態宣言解除されたからではないですが、木曽路の中でも有名な宿場を歩いてきました。
先に馬籠宿を訪れることとし、中津川駅からバス
で馬籠宿まで運ばれます。
私は、この馬籠は歩いたことはありませんでしたが、石畳の両側に昔からの格子戸の家が立ち並び、水戸黄門のご一行が現れてもおかしくない感じです
。
まだ自粛ムードがあるからか、歩く人も少なく、いい雰囲気を味わえます。ただし、その分商店は休みのところも多いようなので、好みは分かれるでしょう。
馬籠宿を一通り通り抜けると、妻籠宿を目指して歩きます。途中、馬籠峠がピークになりましたが、登りの距離は、馬籠から妻籠に抜ける方が短いようです。途中は道路に出てしまう区間のありますが、殆どは山道を歩きます。
おおよそ1時間で馬籠峠の頂上に達し、ここが県境でもあります
。
ただし、平成の大合併以前は、馬籠宿付近の山口村は長野県だったので、ここは県境ではなかったはず。馬籠宿は全国的に珍しい越県合併をして岐阜県中津川市になっています。
ここからは下り。
所々に距離標が整備されているので、励みになります。
ただし、クマ除けの鐘が所々で見にしました。
今の時期は、餌に困らないので、出くわすこともないでしょうけど。
途中、男滝、女滝などの場所を迂回しながら、馬籠峠から2時間、馬籠宿からは3時間で馬籠宿に到着します。
妻籠宿は、中心部の鉤の手(「食い違い」などともいわれる)部分以外は、アスファルト舗装となっているので、風情の面では馬籠の方が良いように思います。
私はこの妻籠はもう30年以上前くらいに訪れていますが、その頃から変わっていないでしょう。
もう1時を回るので、ここで昼食
を思うのですが、食堂は1軒しか営業していません。馬籠より人出はあると言っても、普段の賑わいに比べれば、静まり返っている状況なので、飲食店は当番制でお店を開けているのではないでしょうか
。
選択しようがない蕎麦屋に入って、ざる蕎麦と五平餅のセットを注文すると、五平餅はまさに自家製で美味しいのですが、蕎麦は冷凍麺と思われます。昔、奈良井宿でも同じようなことがありますが、有名観光地の食事は高くと不味いと言われる典型例でしょうが、今日は贅沢は言えません
。
妻籠宿を出ると、小さな峠を越えて、南木曽駅まで歩くと、今日のウオーキングは終了です
。
帰りは、本数が少ないので、木曽福島までやむを得ず「しなの」を利用し、そこから先は普通列車で帰りました。人が少ない人気宿場を巡れた点では良かったのではないでしょうか。この日の歩数は32,000歩となり、今での歩いたコースでは最も長い歩数となりました。
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