mixiユーザー(id:1742111)

2020年05月22日20:52

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1974年の雑誌「高2コース」を古本屋にて100円で発見。僕より10歳くらい年上の人達が読んでたものだが、内容がバラエティに富んでいてビックリするくらい盛りだくさんの情報量。そして時代を感じさせる古臭さが何とも面白いし、当時の高校生の熱さ(または暑苦しさ)も面白いし、あの時代のデザインのセンスとか、価値観とか、どこ見ても楽しめる。最近ずっと読んでいる70年代の秋元文庫のジュブナイル小説(ジュニア小説ともいうらしい)とも価値観がリンクしてて個人的にタイムリーだ。当時僕は小学生だったが、その頃の高校生たちはこんなの読んでたのか〜なんて思いながら読んでいる。

何年か前からずっと古いドラマや映画をネットで観たり、古い小説や雑誌を読んだり、古いポップスを聴いたり、ということばかりしている。古いといっても70年代や80年代といった自分のよく知ってる時代のものが多い。昔のものを見たり聴いたりして昔を懐かしがるノスタルジーとはちょっと違って、むしろその時代を検証する作業みたいなものに近い。

で、何故そんなことしてるのかといえば、もちろん単純に面白いというのもあるのだが、それ以前に、自分の生きた時代はどんな感じだったのかなと無意識のうちに総括しているようだ。自分の生きた時代というのをいろんな方面から捉えなおして、ぼんやりとでも全貌をつかみたい。その上で自分が経験した自分バージョンの世界はどういう位置づけにあったのかを俯瞰視したい。終りの前に、一体何だったのか?と省みておきたいのだ。父親が50代で死んでいるので、自分も50代からいよいよカウントダウンが始まるのだなとなんとなく思ったことから始まっている、たぶん。なにやら終活みたいだが(笑)。

文化だけで時代が分かるってものではないけど、文化にしか興味無いのだからしょうがない。時代に浸透していた大衆文化から、ちっとも浸透してなかった芸術まで、サブカルチャーからハイカルチャーまで、とりあえず70年代80年代90年代あたりを中心に、知ってるものから知らなかったものまでいろいろ見たり読んだり聴いたりしている。

これによって何が分かるってもんでも無いかもしれない。分からなくてもいいけど、納得したいのだ。納得して、どこかで諦めたい。こんなもんだったんだなと諦めることが出来ればそれで成仏できる(笑)。人生上手くいってる人には1ミリも理解出来ないだろう。

1974年の「高2コース」はかなり分厚いのだが、ヤフオクで80年代の「高2コース」があったので画像を見てみたらかなり薄くなってるようだ。表紙やグラビアなどは当時のアイドルたちばかり。74年のものとは雰囲気がずいぶん違う。時代がすっかり変わっていることが分かる。古本屋に売ってないかな。ちゃんと読んでみたい。ちなみに僕は80年代に高校生だったけど「高2コース」は買ったことが無い。で、思い出したけど「中1コース」の4月号は買ったことがある。付録でついてくるミニ・ラジオが欲しかったのだ。このラジオのパッケージはたしかピンクレディーだった。あの小さいラジオは感度がすごく悪かったことを覚えている。

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