ナビは道連れ

一般的に男性が結婚すると、
同性の友人から『おめでとう！で、相手は何歳？』と聞かれ、女性が結婚すると、
同性の友人から『おめでとう！で、相手は何してる人？』と
聞かれるなんという風に言われます。


男友達は配偶者の『若さ』や『美しさ』に関心があり、
女友達は配偶者の『収入』や『地位』に関心があるという事でしょうかね。
今さら言うまでもない事ですが、男性と女性は、
様々な部分で考え方や能力に差があったりしますよね。


数年前に出版されたリーズ・エリオットさんという方が書いた
『女の子脳　男の子脳』という本があるんですが、
女の子には女の子向け、男の子には男の子向けのおもちゃだけを与えたわけではないのに、
それぞれの性別に相応しい遊びをするようになる事が書かれてましてね。
なぜ女の子は人形を選び、男の子はトラックを選ぶのか不思議といえば不思議ですよね。


遊ぶおもちゃの違いなどといった事の原因は、
遺伝子やホルモンなどの微妙な違いが性差を作り出し、
自我が目覚めていくからだという事らしいんですが、
出発点の男女の性差は、極めてわずかな違いなんだそうですね。


ですから、男女を単純な二分法で考えないで、
親や教師が先入観を持たずに教育すれば、すべての子供が男女関係なく、
平等に能力を発揮できるそうです。


とは言っても、女性にとって苦手な事というのは幾つかあって、
中でも地図を読むのが苦手な女性は多いですよね。
車の助手席に座ってナビなんかさせたら大変ですよ。


地図とにらめっこしながら、
「・・・次の角を上に曲がって」
なんて平気で言っちゃいますからね。
女性は空間認知能力に欠けるなどと言われますが、道を覚えたり理解しようとする時、
町並みを俯瞰で捉えたりせず、目印に頼っちゃったりするからなんですね。


だから一度通った道であっても、
「あれ？おかしい・・・表に柴犬がつないである家がない」
とか、かなり危うい情報でも目印にしちゃうんですね。


手にした地図を、
自分の進む方向に向けてグルグル回したりなんかして・・・
あれ、女性用に『丸い地図』を売り出したら結構売れるんじゃないですかね。
回しやすいようにね。


判らなかったら電話してと先方に言われてるので電話してみるんですが、
今いる場所が判らないので埒が明かないんですね。
次回からはそういう事のないようにと、カーナビなんか付けてみるんですけど、
今度はカーナビの使い方が判らないという・・・女性にとっては、
地図と機械は苦手のフルコースだったりするんですね。


微笑亭さん太