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2020年05月17日08:27

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「妻は告白する」(1961年)

5月17日

You Tubeで 「妻は告白する」(1961年)を観た。

これは、若尾文子が 主演の映画だった。

解説
 円山雅也『遭難―ある夫婦の場合』を井手雅人が脚色した。増村保造と若尾文子のコンビによる最高傑作との呼び声も高い。  北穂高山麓で三人の登山者が遭難した。男と女が宙づりとなり、二人を支える男の手からは血が噴き出していた。女がナイフでザイルを切り、宙づりになっていた男は転落死、残る二人は助け出された。女は彩子、死亡したのは彼女の夫で大学助教授の滝川、救出された男は彩子の愛人の幸田だった。彩子は告発され、裁判では夫の死亡が故意か過失かが争われた。その中で徐々に明らかになる彩子の過去。彼女は夫の呪縛から逃れようと、幸田に救いを求めていたのだった。裁判の結果、彩子は無罪となったのだが…。

この映画を観て、女の人のしたたかさと弱さを感じた。

そもそも彼女が結婚したのは、大学助教授の研究室の助手をやっている時に、栄養失調で貧血状態で倒れた時に、無理矢理押し倒されたのがきっかけだった。
夫のことを愛していて結婚したのではなかった。
夫とは親子ほどの年が離れていて、夫は妻のことを全く気にかけてやらず、自分の好きなことばかりしていた。夜遅くまで飲み歩いて、べろべろに酔っぱらって帰ってくる毎日。
休みの日には、一人で山に出かけてばかりいる。
自分の気に入らないことがあると、妻を殴ったりする。
こんな夫でも 何とか愛そうと努力する妻は、いじらしかった。
そんな中、少し優しい言葉をかけてくれる幸田のことを 好きになるのは、仕方ないよね。

この映画を観て、女の人は 忍耐強いなあ。と、思った。
相談できる同性の友人もなく、一人でじっと耐えていた。
山に行ったのは、夫が言い出したことだった。
夫に言われれば、逆らえない感じで出かけた。
生命保険については、妻から言い出したことではなくて、幸田が入るように言ったので、夫が生命保険に入った。だから、保険金目当てのことではなかった。
彼女は 正直者だという感じがした。
裁判の中で、つい言わなくてもいいことを言ってしまう場面があった。
もっと上手に言えばいいのに。と、思われる場面の多かったこと。

せっかく無罪になったのに、結局 気持ちの行き違いで、うまくいかなかった。

やはり、この映画でも 女性の弱さばかりが目についた。

昔の女の人は、こんな人ばかりだったのかな?

若尾文子さんも 美しい人だった!

可哀想な女性を演じるのは、木暮実千代も 若尾文子も似合っていた。

その当時は、こういう映画を観て、自分は幸せだとか感じたのだろうか。

今 この映画を観ると、こんな女の人はいないよ。と、思ってしまい、もっとしたたかに生きている女性が多いように思う。

コロナウイルスのおかげで、毎日 You Tubeばかり観ているが、あと2週間で自粛生活は終わるのだろうか。





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