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2020年05月16日16:51

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酔っぱらいの星なぅ

 先日、パチンコがやめられない人についての日記(https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1975613559&owner_id=4290584)を書きました。
その後、友人と電話していたら、新説が出てきたので、書き留めておきたいと思います。

パチンコ店に行ってしまうのは、パチンコ店にいる間はパチンコ・ファンであることを責められないからではないか。
パチンコを打つという行為を(自分自身も含め)誰からも責められない場所は、パチンコ店以外にない。

 というものです。

 “今、やるべきことではない”ということを一番理解しているのは彼ら自身なのかもしれません。
“それでも、やりたくなってしまう自分”がいたたまれなくなって、責められない空間(=パチンコ店)に駆け込んでしまうという悪循環。

 家庭や、世間で、どんなコンプレッククスを抱えていたとしても、パチンコ店のなかでは、誰もが“パチンコ・ファン”という平等な存在でいられます。
そういう人にとっては、“心のよりどころ”でもあるわけだから、無下に「行くな!」と声を荒げたところで、始まらないのではないでしょうか。

 サン・テグジュペリの『星の王子さま』に、朝から晩まで、晩から朝までおそらくずっとお酒を飲み続けている「呑み助」というキャラクターが登場します。
(出番は、ほんの少しですが……。)

《以下、引用》
 王子さまが「どうしてお酒を飲むの?」と聞くと、「恥ずかしいからだよ」と呑み助は答えます。
「恥ずかしいのを忘れるためにお酒を飲むんだ」と。
「どうして恥ずかしいの?」王子さまが尋ねると、お酒を飲んでいるのが恥ずかしくて、それを忘れたいからお酒を飲むんだよ」と呑み助はグラスのお酒をちびりちびり飲みながら顔を赤らめて言いました。
「へんな大人だな」そう思って、また王子さまは別の星に向かうことにしました。(後略)

 この「お酒を飲む」を「パチンコを打つ」などに読み替えても、成立するのかもしれません。

 今、多くの人が自宅にこもっている状況は(特に単身者の場合)ちょっとだけ『星の王子さま』っぽい。
一人ひとりが、自分だけの小さな星で暮らしてる感じが。
もし、拙宅に王子さまが立ち寄ったら、どう思うんだろうか。
まぁ、「なんだ、また酔っぱらいの星か。へんな大人が多いな」ってだけでしょうけど(苦笑)。

 それにしても、呑み助、いい顔してるなー。
こんな大人でいたいもんです。
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