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2020年05月16日14:38

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とても久しぶりにひぐらしの考察記事。何故、羽入を富竹に尾行させなかったのか?

バイクの事故で肋骨3本逝って、来週いっぱいまで休業してるので、久々にひぐらしを見返してみました。
初プレイの時にも思ったけど、疑問だったこと。
それは、梨花は何故、綿流しの日に必ず死んでしまう富竹と鷹野に、羽入を尾行させなかったのか。
羽入は梨花にしか見えず、羽入の声は梨花にしか聞こえず、雛見沢症候群L3以上まで発症した人がたまに羽入の足音や気配に気づくことがあるくらい。
羽入の存在は、梨花にとって大きなアドバンテージになるわけです。

梨花は鷹野・入江のことを「自分達のことを実験動物みたいに扱うのは気に入らないけど」と毛嫌いしているけど、鷹野・富竹・入江は梨花を守るための力を持っているわけで。
鷹野が焼死、富竹が自傷自殺、入江が服毒自殺して梨花を守るコマがなくなったことで殺される(と梨花は思い込んでる)ので、梨花的には毛嫌いする感情を抑え込んででもまずは助けを求める相手のはず。
助けを求めても結果が変わらないなら、せめて次に生かすため、真実を知ろうとしなければならないはず。
そのためには鷹野・富竹殺しの犯人を暴こうと、羽入を尾行させるという方法は絶対に梨花が取らないといけない方法なんです。

それを敢えてしなかった理由は、何なのか。

A:梨花も羽入もそこまで考えが及ばなかった。
B:羽入がその日動いてくれなかった。
C:製作者の竜騎士07さんがそこまで考えていなかった。


と言ったところかな?と思われるけど。
「羽入に尾行させようとしたけど、何故かその日は羽入がいなくて動かせない」と梨花が言っていた場面があったはずなので、AとCはまず排除されますね。

では、何故羽入が動かせなかったのか……だけど。
まず、考えられるのは鷹野と富竹が祭具殿に入っていたので(綿流し・目明しでは圭一と詩音も)羽入がそれにずっとくっついていたため、不在だったという説。
しかし、この場合は綿流しの日の前に羽入に話をしておき、例え鷹野と富竹が祭具殿に入ってもそれ以上に運命を打ち破るためにしないといけないことがあるから、自分の所にいてほしいと言えば済むだけで、この説も根拠としては若干弱い。

となると、次に考えられるのは……
実は羽入は、鷹野率いる山狗が黒幕であると知っていた、と言う説。
生身の梨花はともかく、雛見沢中を把握している羽入なら。
誰にも知覚されず雛見沢中を飛び回れる羽入なら。
富竹が誰にどうやって殺されるか、鷹野の死が偽装であること、場合によっては梨花が腹を裂かれて殺される所まで見ているはず。

しかし、相手が国家権力で、本来梨花を守るべき組織が梨花を殺しに来るとなると、羽入は梨花に対して、そんな絶望的なことを言うに言えなくなった……と言うのが一番、納得のいく理由じゃないかなと。
目明し編・罪滅し編を通じて部活メンバーが成長したことで梨花は前向きになったけど。
それより前の状態では部活メンバーを巻き込もうとしても、信じてもらえないか、あるいは疑心暗鬼を煽られて崩されるかだろうから、鬼隠し編〜暇潰し編あたりで梨花が真実を知っていたら、むしろ絶望してループをやめていたかもしれない。
祭囃し編の序盤でも、「敵の正体がわかっても、これじゃ無理だ……相手が強大すぎる」と諦めかけてたし。

作中でも梨花は何度か「私は運命に抗う」と立ち向かう意思を見せていたけど、羽入は皆殺し編が終わるところまで「どうせ今回もダメなのです」と諦め切った感じだったのも、納得がいく。
1000年もの時を誰にも知られずに一人きりでいた羽入にとって、やっと自分のことを知覚してくれる梨花が生まれたことを凄く喜んだということは作中でも描かれてた。
羽入としては、「出来れば自分も昭和58年6月の先を梨花と一緒に見たいけど、相手が強大すぎる。真実を梨花に突きつけたら、梨花が絶望してしまう。それより、昭和58年6月までを自分の力が続く限り何度でもやり直して、梨花と一緒にいたい」と考えてもおかしくないはず。
よって、羽入を鷹野・富竹に尾行させなかった理由は、「羽入は真実を知っていたけど、梨花にそれを伝えたくなくて、何かと理由をつけて鷹野・富竹への尾行をしなかった」と言う説が一番有力かな、と思いました。
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