うちの旦那は、従弟と勤務先の会社が同じなので、従弟の職場での様子を聞きに、
従弟が親しくしてた職場の同僚4人に、昨日話を聞きに行って来ました。
従弟は、職場での人望も厚く、従弟を悪く言う人はいなかったそうです。
ただ、ちょっと完璧主義な所があって、自分の思い通りに事が進まないと、
すぐに落ち込んでしまうという気持ちの弱い所があったようです。
従弟には、発達障害で自閉症スペクトラム障害の従兄がいるのですが、
叔母は「自分の息子は普通の子と変わらない」と言い張って、周囲の忠告も聞かず、
その従兄を普通の小学校、中学校に通わせて、発達障害の教育を受けさせませんでした。
それで、従弟に「私が死んだらお兄ちゃんの事を頼むね」と言ってたそうです。
従兄は、ちゃんとした教育を受けていなかったせいで、マトモな仕事に就く事が出来ず、
アルバイトをしては、3ヶ月で辞めさせられるという事を繰り返していたのです。
そんな従兄の事を従弟は嫌っていて、実家から離れた所に家を買った位でした。
従弟はずっと独身だったのですが、人の紹介で今の奥様と知り合いました。
年齢は従弟より3歳上で、出会った時奥様はバツ1で年齢が47歳でした。
叔母は「孫が抱けないじゃない!」そう言って2人の結婚を反対したそうです。
それでも従弟は奥様が好きで、叔母の反対を押し切って結婚したのでした。
ところが、奥様が膠原病を患ってしまい、仕事を辞める事になったそうです。
それが去年の初旬の事だったそうです。
いづれ叔母が亡くなったら、従兄の面倒を見なければいけない。その上奥様も
膠原病を患ってしまい、従兄の事で協力してもらうどころか、面倒を見なければ
いけなくなって、従弟は思い通りにならない事に悩んでしまったのでしょう。
それが引き金になったかどうか分かりませんが、従弟は鬱病になってしまった。
従弟が亡くなって分かった事ですが、鬱病の治療で3つの病院に通院してたのです。
旦那は、会社の人の話を聞いて、従弟の弱さを初めて知ったのでした。
完璧主義で何事も自分で綿密に計画して、その通りに事が運べば喜ぶけれど、
それが何か予想だにしない事が起きて、思い通りにならないと酷く落ち込む。
叔母も高齢になって従兄の事を再三頼んできたり、奥様が膠原病で働けなくなったり、
従弟にとって想定外な事が次々起って、酷く落ち込んでしまったのでしょう。
普通の人なら、生きてれば色々あるし、何とかなるだろうと思える事が、
鬱病だった従弟には、切羽詰まった事に思えて死んで楽になりたいと思ってしまった。
旦那と夕べ話し合って、多分そういう事なんだろうと2人で思いました。
従弟は享年52歳。まだまだこれからなのに本当に残念な事です。
皆さんの周りにもし鬱病で苦しんでる方がいたらとにかく休ませてあげてください。
従弟も無理しないで仕事を休んで治療していたら何か違っていたかもしれません。
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