政策会合

先週の株式相場は確実に歴史に刻まれる大暴落でございましたな。しかも日本だけじゃな
く世界同時だからねえ。ヨーロッパが一番酷かった感じだ。さてこういうのが起きると常
に注目を浴びるのが主要国の中央銀行による金融政策なわけですよ

アメリカＦＲＢ、欧州ＥＣＢ、日本銀行、イングランド銀行。イングランド銀行は先週中
にいち早く０．５％の利下げを発表しますた。ＦＲＢはあっと驚く合計１．５％の緊急利
下げを行い実質ゼロ金利に。これに対しＥＣＢと日銀は利下げしてないわけでつ

まあそれもそのハズでして。ユーロの政策金利は現在０％、日本は−０．１％。これ以上
下げようがないわけですわ。ＥＣＢは１２日に１２兆円規模の量的緩和と、民間銀行向け
にマイナス金利での資金提供を行うなどの策を発表

金融危機に発展することを防ごうとする狙いだね。唯一何も具体的な策を出していないの
が日銀ということになった。そこでＦＲＢが緊急利下げをやったのを受けてか、政策会合
を２日間前倒しして「緊急政策会合」を開き金融政策を発表したわけだが

個人的感想を言わせてもらうと「最悪」だったと思う。結局中身を見ると年間６兆円とし
てきたＥＴＦ購入を１２兆円にしますっていうくらいしか無かった。これじゃあね、緊急
でやらないほうが良かったよ。ヤバイ！何とかしなきゃ！ってことで緊急会合なんだから

それでこんな内容のものしか出ないんじゃ、日銀はもう打つ手がないんだなと思ってしま
うよ。その証拠に１４時に内容発表があってから株価は下落して日経平均１万７千円割れ
となった。ＮＹも大暴落したし今日の東京もクラッシュするのでは？