プロ野球とＰＣＲ検査

プロ野球のオープン戦が無観客でやっていて、
その一部がテレビで流れると、
野球経験者としては、すごく面白い。


ピッチャーが投げたボールが、
キャッチャーミットに入る音。

バッターが木製バットで打つ音。

バッターが打っても打たなくて聞こえる
周囲の選手たちの声。


１年間ずっと、無観客の試合を見るのは飽きるかもしれないが、
しばらくは無観客の静かな中で、プロの音を聞いていたいとも思える。



ソフトバンクの孫正義が、ＰＣＲ検査を１００万人無償でと言ったら、
批判が殺到して、マスクの提供に変更したり、
橋下徹は、ＰＣＲ検査を広げる必要はなく、限られた範囲で実施すべきと
言っている。


孫正義を批判した人たちや、橋下徹は、
ＰＣＲ検査数を増やして、陽性患者が急増するとパニックになり、
医療機関に人が殺到し、医療崩壊が起きると言っているが、
正確な感染者を把握せずに、感染拡大をどうやって防ぐのだろう。


検査をして陽性だったとしても、
年齢が若かったり、比較的症状が軽かったり、
症状が出ない人も多いのだから、
そういう人は家で療養すればいい。
医療機関へ入る人、自宅療養する人を区別すれば、
医療機関へ人が殺到することはない。


対応できないから、正確な調査はしないと言うのは、
病気の詳細が分からないし、乗船者数が多いからと
クルーズ船内に乗客を閉じ込めたことと似ているような気がする。


正確な調査をすること、
必要以上に自粛したり怖がらないこと、
大阪府のように、ある程度の条件のもとイベント等を再開すること、
バランスをとってやればいい。
卒業式なども、体育館ではなく校庭でやれば、
全てとは言わないまでも在校生や保護者なども出席できると思うのだけれど。



プロ野球は延期になってしまった。
無観客で試合を消化するとチケット収益が入らず、
経営的に苦しいのかもしれないが、
無観客試合の合間合間で、エンターテイメントを挟むなど工夫すれば、
テレビでそれなりに見る人もいるだろうし、
そうすればチームに放映権料も入るし、
無観客でもやりようがあると思うのだけれど。