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2020年03月10日21:17

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愛知県常滑市石瀬貝塚14 世界最古の海水浴場?

矢田川水門脇から伊勢湾を眺めると、北東方向、遥か遠方に
純白のタンク群と煙突の鉄塔が眺望できる(写真左)。
その手前にはタンカーも停泊している。
調べてみると、そこまで、ほぼ14km、中部電力 川越火力発電所だった。
純白のタンクは重油の備蓄タンクのようだ。
北東方向は曇天のため、鈴鹿山脈は見えていなかった。
タンカーの手前、大野海岸のすぐ近くの海上には
カラフルなウインドサーフィンの帆が点在していた。
そして矢田川水門の北側、大野海岸近くには
無数の棒が海中に林立していた。

フォト

『常滑市』の公式ウェブサイトの
http://www.city.tokoname.aichi.jp/index.html

「水産物」の項を見てみると、
「のり(海苔)」と「あさり」が紹介されていた。
どうも海苔の養殖場になっているようだ。

江崎神社のことを調べていると度々、
「世界最古の海水浴場」というワードが目についた。
縄文人が海水浴をしていた遺物でも見つかっているのかと思ったが、
『Wikipedia』の「海水浴場」の項を見てみると、以下の記述があった。

「日本における海水浴の習慣は、1211年鎌倉時代初期に現在の愛知県大野海岸で〈塩浴〉が行われていたのが記録上の起源といわれる。その根拠は、鴨長明(※図版中)が訪れ、『生魚の御あへもきよし酒もよし大野のゆあみ日数かさねむ』と詠んでいるからだという。」※=AYU注

日本最古の海水浴場である可能性は認めるが、世界最古は大げさだろうと、
海外の海水浴場の起源を見てみると、以下のようにあった。

「それなりの療養施設を設けた「海水浴場」が設置されるのは、産業革命により中産階級(ブルジョワ)が社会をリードする18世紀中頃のイギリスからだった。」

とある。
大野海岸で行われた塩浴は療養目的というよりもレジャーだったようだが、
何れにしても日本の方がイギリスより529年、
記録が古いのは確かなようだ。
ただ、山内丸山と玄界灘 (九州北西部)で交易を行っていた海人族縄文人に関するデータはチェックされていないようなので、
世界最古は未確認情報だ。
『地域情報化推進研究会(準備会) 知多コア・プロトタイプ(View source)』の
「大野」の項には以下の情報もあった。

「江戸時代には徳川家康が訪れたこともあり、尾張藩の歴代藩主の保養地にもなっていました。」

この世界最古の海水浴場とされるのが現在の大野海水浴場だった(写真右)。
ごく小さな海岸だ。

矢田川水門脇から矢田川河口を眺め、

フォト

堤防の先端に出られないかとチェックしてみたが、
右手(北側)の堤防は途中、
工事現場に使用するブリキのパネルで封鎖されている。
確かに先端にいる時に大波を被れば、流される。
実際にそういう事故があったので、封鎖されているのだろう。
一方、左手(南側)の堤防は堤防というよりは塀で、高さ4mほどあるのに、
上面は幅が30cmほどしかなく、しかも途中に障害物が設けてあり、
やはり先端に出られないようにしてあった。
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