無観客大相撲の初日“春場所”

新型コロナで、３月の行事諸々の可否が取り沙汰されてた頃、大相撲も苦渋の決断で３月１日

無観客開催

決まったと聞き、中止にならなくて良かった、と胸をなで下ろしていたのだが、いざ始まってみると

こんなにも違和感!?

無観客大相撲の初日＠大阪府立体育会館

常設ではないのに、客席桟敷は普段通りに設営。ただ、そこに観客は一切いない。
場所入りに公共交通機関は使わず、報道陣の居場所も制限（控え室には入れず、柵で仕切って２ｍ弱離れた場所から取材）されているとか。

普通の場所で言うなら、序二段とか序ノ口の雰囲気。

よく見たら、行司がスネだしじゃないし、十両の取り組みではあるんだが、観客がいないだけで、こんな、に、なるんだな…

会場が大きいだけに土俵上でどんなに熱戦が行われていても非常に寒々しいのは否めない。

土俵入りはいつも通りやる。アナウンサー「いつも以上に拍子木の乾いた音が響きます」観客のいない桟敷に向かって化粧回しを見せる力士、どんな心境だろうか。

解説北の富士「言葉がないねえ」

賜杯返還、協会ご挨拶は、化粧回しをとった幕内力士が勢ぞろいした中で幕内取り組みの前に。その後、異例にも尾車親方のスタジオ？での談話発表が。中止か無観客か、という二択、四股で邪気を払う神事として、少しでも元気になっていただきたいとの思い。朝晩検温、二日以上３７．５度超えたら休場（発熱後４日目、７日目にＰＣＲ検査し陰性なら再出場）、報道陣なども毎日入場時に検温行う。力水は感染防止で水を入れず形のみ。のち、３月２日収録の鶴竜、白鵬「響く音などで相撲の良さを中継で伝えたい」、貴景勝「会場の熱気、声援などがない未知の中でだが勝っていく」、朝乃山「場所に向け体を作っていく」らの談話。

場所に向けての明るい話題＜朝乃山の大関昇進＞については、直前２場所が新小結１１勝、新関脇１０勝、昇進の目安が３２から３３勝と言われている中、北の富士は勝ち進んでいくこと、ムードだから。舞の海、は、甘いかもしれないが今場所十番で昇進させたい。過去に２８勝で上げた例（北の富士本人ｗ）もある。北の富士は、「前半で下位にコロコロ負けるようじゃダメだな。毎回２８勝と不名誉な記録で出されるのは不本意だが」。本人「プロ入り以来、大関・横綱目指す。難易度は高いが、先場所より厚い壁を乗り越えられるよう初日から集中し２桁以上目指したい」。北の富士「可能性はあると思いたい。打ち破れない壁ではないね」

春場所（大阪場所）初日、幕内の結果を抜き書き。

山形県尾花沢出身のイケメン師匠の名を継いだ二代目（正直似てないｗ出身も山形じゃない、２２歳千葉）が、新入幕を白星スタート
○琴ノ若　寄り切り　　大奄美
平成以降の親子幕内力士、なんての出てたので抜き書き。（）が子ども、昇進時の四股名
　小城ノ花（小城ノ花・小城錦）、貴ノ花（貴花田・若花田）、栃東（栃東）、
　佐田の海（佐田の海）、琴ノ若（琴ノ若）
父の関脇まで行けるか。母方祖父横綱琴桜を越えられるか。本人も期待されての意識はあるもよう。深いところの右下手を引いてすぐにもろ差しして向こう正面に寄り切り。舞の海、当たりが良い。右腕の返しも巧い。本人「祖父や父へのスタートラインに立てた」。北の富士「大事な相撲を勝つ精神的な強さはある」さっそく初日のインタビュールーム。
「あまり緊張せずリラックスしてとれた。集中力切らさないこと、１４年ぶりの琴ノ若、が幕内に、落とさないように頑張りたい。自分は自分、でのぞみたい。」

明　生　　寄り切り　　志摩ノ海○
東　龍　　押し出し　　千代丸○
○剣　翔　寄り切り　　錦　木
魁　聖　　押し出し　　碧　山○
琴奨菊　　寄り切り　　勢○
○石　浦　はたき込み　照　強
○千代大龍はたき込み　栃煌山
○佐田の海寄り切り　　栃ノ心
○隆の勝　送り出し　　霧馬山
松鳳山　　突き落とし　玉　鷲○
宝富士　　寄り切り　　輝○
妙義龍　　下手投げ　　阿武咲○
○竜　電　はたき込み　阿　炎
炎　鵬　　押し倒し　　御獄海○
北勝富士　押し出し　　豊　山○
徳勝龍　　押し出し　　正　代○
○朝乃山　寄り切り　　隠岐の海
○貴景勝　押し出し　　高　安
大栄翔　　送り出し　　鶴　竜○

で、それが、結びの一番でもこんな風なのが、＜無観客大相撲＞

懸賞はいくつも回る








誰に何を言われようと、相変わらずの張り手、一発で遠藤をぐらつかせて、相撲は決まり。

同じ相手に連敗はしない白鵬が遠藤を押し潰す(先場所は遠藤に金星献上だった)

関脇以上安泰の初日でした。

結びの一番がおわれば、弓取り式。

担当の力士、変わったのかな？

アナウンサーが

「弓が空気を切り裂く音が聞こえます」

たしかに無観客ならではの事だろうよ。

でも、さあ・・・・・これが１５日間続くのかよ…(油汗)