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*■□■■□□■■■*週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★*
*■□■■□□■☆彡* 第1067号*
*■■■■■■■■■*2020/2/29 *
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==【もくじ】========================================================
□週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★第1067号
■映画インプレッション『ミッドサマー』
■TAK・Gのフィルム・コラム(Vol.706)
■石男的衛星電影案内(Vol.997)
■編集後記
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■映画インプレッション(新作映画)by.STONEMAN
『ミッドサマー』
監督:アリ・アスター 主演:フローレンス・ピュー
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☆『ヘレディタリー/継承』で長編デビューを果たした新鋭アリ・ア
スター監督が、自ら脚本も手掛けた異色スリラー。家族を事故で亡く
したダニーは、恋人や友人と共にスウェーデンの奥地にある楽園のよ
うな村を訪れたことで、異様な事態に見舞われます。『ファイティン
グ・ファミリー』のフローレンス・ピューがダニーを演じました。
不慮の事故で家族を亡くした大学生のダニーは、スウェーデンの奥地
で開かれる“90年に一度の祝祭”に、民俗学を研究する恋人や友人た
ち5人で訪れる。そこは太陽が沈まない“白夜”の村で、優しい住人
が陽気に歌い、美しい花が咲き乱れる楽園のような場所だった。しか
し、しだいに不穏な空気が漂い始め、ダニーは想像を絶する悪夢に襲
われる…。
白夜ということで夜でも明るい舞台で狂気的な世界が展開されます。
オカルトではなく、特殊な集落での奇習に驚くというのは、『ウィッ
カーマン』というカルト映画がありましたが、それに似た感じです。
アメリカからやってきた青年たちが、とんでもない祭りに参加させら
れてしまうという話でした。
ヒロインのフローレンス・ピューは、『ファイティング・ファミリー』
で女子レスラー役をやったと思えば、本作では酷い目に合う女子大生
役で、以後は『ストーリー・オブ・マイライフ』、『ブラック・ウィ
ドー』とメジャー作に続けて出演する注目の女優さんです。
R15+指定ですが、精神的なダメージ度からすれば人によっては、
トラウマになりかねないショック映像が出てくるのでR18指定でも
良かったと思うほど、嫌な展開の目白押しでした。アリ・アスター監
督もそれを狙ったというほど、美しい映像で観客の気持ちを逆撫です
る狂気的なエログロシーンがあるので、観に行く人は心の準備が必要
です。
公式サイト >
https://www.phantom-film.com/midsommar/
STONEMAN推薦度★★★★ 不快感トラウマ映画度★★★☆
(10点満点:★=2点・☆=1点)
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■TAK・Gのフィルム・コラム(Vol.706)
『JUDY』
監督:ルパート・グールド 主演:レネー・ゼルウィガー
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☆1940〜50年代を台頭するミュージカル女優の一人、しかし、
すでに子役時代からキャリアを積み重ねてきたジュディ・ガーラン
ドを、「ブリジット・ジョーンズの日記」シリーズでキュートでコ
ミカルだったレネー・ゼルウィガーが、シリアスにジュディ・ガー
ランド役に挑みます。
さらには、アカデミー賞主演女優賞をはじめ数々の映画賞を総なめ
にし、話題をさらっているレネーですが、その感動の伝記映画に描
ききれない彼女の波乱万丈の人生が刻み込まれています。一躍、映
画「オズの魔法使」でハリウッドスターとなるも、それを足かせに
プライベートでのトラブルも多く、ショービジネスの世界での成功
とは裏腹に、心身はボロボロになり47歳の若さでこの世を去ったジ
ュディを演じることの重さをレネーは費詩氏と感じたはず。そんな
ジュディの亡くなる前のロンドン公演の日々に焦点を当て、ステー
ジで歌を歌うことへの情熱を持ち続けるも、母としては頑張っても
頑張り切れなかった女性としての波乱万丈の人生が描かれています。
スクリーンで見る輝かしいスターも本来は人生に苦しみ、キャリア
と母親であるということの両立、きついダイエットや恋愛を成就す
ることのプレッシャーからか、薬に頼り身体はボロボロに・・・。
そんな落ちぶれたジュディをもレネーは体当たりで役に取り組みま
す。泣き崩れたり、乱れたりする姿をきれいでなく、涙とマスカラ
まみれになったりと、様々な表情で、ジュディの心の動きをすさま
じく表現するのです。それが決して美しいわけでなく、体いっぱい
に体当たりで、女優、歌手、母、女としての感情を思いきりに演じ
ているのです。
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■石男的衛星電影案内(Vol.997)2/29〜3/6 by.STONEMAN
★今週の石男が選ぶオススメの1本
<NHK・BSプレミアム> デジタルBS-103ch
3月2日(月)21:00
『あなたへ』('12 日本)
監)降旗康男 主)高倉健、田中裕子
※主演・高倉健の遺作となった感動ドラマ。北陸のある刑務所の指導
技官・倉島英二のもとに、亡くなった妻・洋子からの絵手紙が届く。
そこには、“故郷の海へ散骨してほしい”という思いが書かれてい
た。生前には語らなかった洋子の真意を知るため倉島は、退職した
ら妻と一緒に日本中を旅するはずだった自家製キャンピングカーで、
彼女の故郷・長崎県へと旅に出る。道中さまざまな人々との出会い
を通して、妻との思い出をふり返る…。
<GYAO!・無料動画>
http://gyao.yahoo.co.jp/
『海街diary』('15 日本)
監)是枝裕和 主)綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すず
※まぶしい光に包まれた夏の朝、三姉妹に届いた父の訃報。十五年前、
父は女と出て行き、その後、母も再婚して家を去った。三姉妹を育
てた祖母もとうに亡くなり、広くて古い鎌倉の家には、彼女たちだ
けが残った。両親へのわだかまりを抱えた、しっかり者の長女の幸
と、そんな姉と何かとぶつかる次女の佳乃、マイぺースな三女の千
佳。三人は父の葬儀で、腹違いの妹すずと出会う。頼るべき母も既
に亡くし、それでも気丈に振る舞う、まだ中学生のすず。そんな彼
女の涙を見て、幸は、別れ際に「いっしょに暮さない?」と誘う。
そして、秋風とともに、すずが鎌倉へやって来る。四人で始める新
しい生活。それぞれの複雑な想いが浮かび上がる…。
★3/12まで無料配信中
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■編集後記
☆新型コロナウィルスで前代未聞の日本国中がパニック状態ですね。
エンタメ業界の自粛ムードも凄くて、おおっぴらに映画館に言ったと
言うのも憚れる雰囲気です。映画業界では、春休み映画だった劇場版
ドラえもんが公開延期になったり、広島の尾道で開催予定だった尾道
映画祭も中止になるなどダイレクトに影響が出ています。大手チェー
ンの劇場はまだ体力がありますが、個人経営のミニシアターなどは、
この自粛ムードが続くと最悪の場合倒産も考えられるだけに、このパ
ニックの一日も早い収束を祈るばかりです。
◎オススメCD◎
STU48 4thシングル「無謀な夢は覚めることがない」
https://youtu.be/QDgEQ7PVpSs
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■週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★ Vol.1067(2020/2/29)
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■編集長:STONEMAN (from HIROSHIMA city)
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