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　近所の神社で背中に大量のバターを塗られたって主張したけど信じてもらえなかったしもう一度神社に行ってみたらその隣の家が敷地内のプレハブ小屋に巨大な日本国旗をしかもなぜ片手に貼り付けていたのでそれを報告しに一旦帰宅する夢を見た。これが起き抜けの夢で、夢はこれだけ。確かに近所の神社だった記憶があるな。

　今日は晴れになったり大雨が降ったりを短期間で繰り返しているんだけど、どうせ出かけないから不快な気持ちも特になくて、むしろ青空の下を真っ黒な雲が滑っていく様子を見るのは面白いと感じていた。でインターネットニュースを見ていると、金持ちが「お金があっても幸せじゃない」と主張している記事があった。またこういうやつだ。正確にはお金があっても幸せじゃない（でも不幸でもない）という亜種であったが、それだと普通という意味になり、金があったほうが良かったんじゃんとなってしまうので余り意味がない。しかしこういう話は美談文脈でときどき目にするけど、こんなこと言うひとにベーシックインカムの話をして賛成かどうか聞いてみてほしいんだよね、面白いから。つまりそれは現在の資本主義社会のおかげで成り立ってるあなたの金持ちな状況を否定してくれますかという意味合いなんだが。お金がなくても幸せならそんなに格差がなくても幸せという意味だしベーシックインカムに賛成するはずなんだけど、実際はじぶんの好きなように百万円配ってる変な金持ちの方が有名なので厳しいよね。金持ちとしては、あくまで「自らの金持ち性が否定されない」「自らの実際の資産も否定されない」限りにおいてベーシックインカムに賛成しているだけだろう。なんてことはない、金持ちがもし本当に自らの資産や性質を否定してまでベーシックインカムを望むような本物なら、ベーシックインカムに対する広告でも打って理解を深め、基金でも作って、じぶんの財産を流し込めばいいのだから。これは極端な例だが、でもどこかに折衷案はあるはずで、それがお年玉とか言ってカネを配ることであろうはずがない。結局のところ、金持ちの説教はさぞかし気持ちよかろうなという気しかしないんだな。もし金持ちと貧乏人の人間としての不幸度合いがまったく同一なのだとしても、その上で金持ちは金を持ってるんだからやっぱ幸せには変わりないんだし。金持ちには金持ちの悩みがあるのは分かるんだがお金を持ってても不幸だよみたいな説教を貧乏人にしてほしくはない。

　ところで割と早い段階でかなり寒くなってきたのでホットマットを出した。その上でインターネットニュースの続きを読んでいたら「近所に中国人が居住」しているという相談を自治体が受けているという随分とストレートな内容な記事が上がっていたのですごいと思った。日本のまとまった住宅街だったらだいたい中国人のひとりやふたり住んでいそうなものだが、何をビビっているんだ。その中国人のほとんどすべてが最近日本に来た奴でもないだろうし、本当にすごいパニックだな。

　ここまで読んだところでまたまた地形図が気になってきたので読むことにする。なんかタンク置いてあるな〜と思ったら憩いの場だったりするし、能登はやっぱり変で楽しい。深夜にはこれに関連してやりたいことを思いついてしまって、ずっとその作業に没頭していた。それというのは昔の航空地図と昔の地形図を組み合わせてみる試みで、完全に近所のものでやるのでみなさんには詳細を説明することもできませんが、完成させた結果、近所に水車小屋があったことが分かったのでめちゃくちゃ興奮した。近所、六十年代中頃から一面田畑だったものが急に住宅地化して、それから十年も経過しないうちに家だらけになったのですごいし、この頃の日本は本当に勢いがあったと思わされた。個人の感想としては、住みやすいかどうかは別として、やっぱ町と町の間に野原なり田んぼなりがあって、それで町と町が道路で繋がれているのが分かる状態の方が好きだなって感じ、町が単位として見えるから。今の町ってやや田舎ぐらいのレベルでも町と町が完全に連結してその中を道路が貫通しているって感じで「単位」って感じじゃない、それは便利かもしれないけど見た目としては面白くない。