おはようございます、月影TAKAです。
今回は「ガンダム作品における正史事情」を語ります。
これは既に「ニコニコ動画のゆっくりガンダム解説動画」の方が語っている内容を月影TAKAがコミックボンボンや模型などの立体物になったことを前提として付け足して説明する形となります。
まず、前回から語っていることですが「ガンダム作品においてサンライズ・バンダイが商品化・アイテム化・作品化した物はガンダム作品としてすべて一番正しい正史と扱われる」という事情が発生しています。
つまり「いくらガンダムエースの外伝作品（２次創作作品）で弁明作品を出しても正史としては扱われない」事情が発生することとなります。
何故なら「ガンダムエースの出版社が出した作品であり、バンダイとサンライズが絡んでもこの２社から提出された作品ではない為正史扱いされない」という事情があるためです。
これは、過去作の「コミックボンボン」においても同様のことが発生します。
よくに「タイアップ漫画」という物にあることですが、「メダロット」という旧イマジニア作品でも「原作：ほるまりん」となっていても「メダロットの正史はゲーム作品の方である」となります。
何故なら「原作者監修のゲームという映像作品であるため」ですね。
逆に言えば「メダロットR」や「新型メダロット」という作品は「メダロット（ゲーム）を原作とする２次創作作品」となるため、「漫画になればすべて正史」となれば、そもそも「原作」という発想が必要なくなります。
そのため「ゲームを主軸とした展開作品である」とメダロットがした場合「メダロット無印が一番正しい正史」として扱われます（その後にメダロット�兇筌瓮瀬蹈奪�Rが続編や外伝として続く感じです）。
ここまで話せば「どうしてビルドシリーズがプラモ狂四郎・ガンダム野郎の牛耳り状態で早急に映像化を急いでいるか」が説明つきますね。
簡単に言えば「プラモ狂四郎・ガンダム野郎は漫画にこそ原作要素はあってもガンダム作品というサンライズ・バンダイが認めるガンダムの正史としては認められていなかった」という事情があるためです。
これは「プラモウォーズ」においても同様のことが言えますが、この３作品のプラモ漫画はあくまで「バンダイが一部絡んだ２次創作⇒外伝的扱いを受ける作品」となります。
どうして、プラモウォーズも同じ扱いを受けている？」といえば「ムシャガンダムシン・ガイの商品化の事情がある」ためです。
バンダイのガンプラ開発事業部門が過去にこの２機のSDガンダムを製品化したことが「プラモウォーズもボンボン側のガンダム２次創作作品として認められている」という事情があります。
ただし「サンライズはこの件には一切関わっていない為、サンライズ非公認のガンプラ漫画作品」というポジがプラモウォーズになります（サンライズの関係者のポジキャラがプラモウォーズには参加していません。バンダイからは長谷川指導員と奥田教授が登場します）。
で、「プラモウォーズがどのあたりで出てきた作品化か？」と言われたら、原作１巻を見れば一発で分かります。
簡単に言えば「1/144ガンダムやシャア専用ザクが発売されて少し経ってから」になり、実を言えばガンダムのTV版放送後少し経ってからと言えます（どうして、TV版ガンダム開始同時と言わないかは「言った時点でバカと判断されるから」ですね。私はこういう歴史にな関してはバカではないので正しく言います）。
これも歴史を言えば、「ガンプラがTV版ガンダム放送直後に出た」わけではありません。
当時のバンダイ（旧名は別にあります）は「宇宙戦艦ヤマトみたいな戦艦プラモメインだった」模型会社でした。「ガンプラ」はもともとアニメ作品アイテムとしては想定してなかったんですね。
TV版ガンダム放送約１年の間に現在の川口名人が川口学生の頃に「フルスクラッチのザクの模型」をバンダイに送ったことから「ガンプラ製作の協力」が発生します。
よくに「MSVの生みの親⇒川口名人」と言われていますが、本当は「川口名人以外にもう御二方」おられ、その御三方がバンダイガンプラ模型部門の大御所「ストリームベース」としてプラモ狂四郎で語られています（ジオン学院戦前の特別バトルにてストリームベースは登場します）。
ですが…プラモ狂四郎はプラモウォーズと同じく「バンダイや他の玩具メーカーが絡んでいたプラモ漫画」ではあっても「サンライズ公認のガンダム作品」というポジは当時では獲得できませんでした（というより、サンライズ側から認知されていたかも不明です）。
つまり「雑誌・漫画ではプラモ狂四郎は有名だったが、サンライズの映像作品では認知されておらず、９０年代ではゲーム会社の一部のファンが友情出演でパーフェクトガンダムやパーフェクトジオングをゲーム内に出していたレベルの話です）。
まあ、この事情を子供時代に漫画の英才教育（と言っていいのかな）で勉強済みなのでプラモ狂四郎時代が「サンライズの映像作品でプラモ狂四郎を認めさせたい」というのはその悲願の大きさから「まあ、仕方ないか」と判断できます（なので、パーフェクトガンダム絡みに関しては私は一切口出しする気はありません。爆発しても中から原型機が出てくるだけです。問題ありません）。
ただし、ガンダム野郎世代…てめえらはダメだ。
何故なら「ガンダム野郎はガンダム作品におけるガンプラ事業部門と関係ない物をバトル内容に出したから」となります。
過去にプラモ狂四郎でも「クローバーガンダム」というダイキャストのおもちゃを出していましたが、あくまで「クローバーという会社の製品」であり、叩かれるとしたらクローバーです。
作品演出に多少の問題があっても「問題視されるのはその１話分ぐらい…でいいのかな」になります。
他にも多々ありますが「模型」と言われてしまえば「金属模型も模型の一部」となってしますため「せめて、プラモの部分は自重してほしかった」と中古本見てて思いましたが…。
しかし、「元祖SDガンダム」に対してはダメです。
そもそも元祖は「子供が外や室内でチャンバラごっこするような遊びで使うキット」となってしまい、BB戦士で同じことするとPSの細い樹脂は間違いなく折れる可能性があります（プラスチック強度事情で）。
逆に言えば「安全な樹脂素材⇒PP・PE系」であれば、PPは「PPプライマーと」いう下地材を使わないと塗料が載りません。しかも、PPプライマーはベトベトしているので研磨しても意味がありません（PEにおいてはPPプライマーもサフも簡単に剥がれ落ちるのでそもそも塗装には向きません）。
なので、「プラモの出来で性能が左右されるプラモバトル・ガンプラバトルでは樹脂素材選定の時点で元祖SDガンダムは不利になる」という樹脂素材の事情が発生する為、ガンダム野郎ではむしろ「コアな仕上げ術や改造内容は説明されていなかった」という流れになっています。
おそらく「ビルドダイバーズにおけるSDガンダムが弱性能機体であるという小川Pの発言」の根幹にはSDガンダムの体格以上に「元祖のキット事情」が引き合いに出されている可能性がありますね。
なので、ガンダム野郎はプラモ狂四郎とは違って認めたくありません。
理由は「元祖SDガンダムを投入しているから」となります（対して、プラモウォーズでは一切元祖は出てきません。代わりにちーびー戦士が登場します）。
それに過去のプラモ漫画では「プラモ狂四郎⇒新プラモ狂四郎⇒ガンダム野郎⇒プラモウォーズ⇒ガンプラ甲子園」の順で作品化されているため、別に「プラモ狂四郎〜新プラモ狂四郎」でサンライズの映像化を止めていても良かったと思うんだよな。
ビルドダイバーズまで手を出すから「ガンダム野郎世代は自分で自分の首を絞める結果となった」となるんだよな。
それが「魂ウェブの元祖復活事情」である。
「なんで、ビルドダイバーズに法術師ニューやヘビメタガンダムがいたか」を考えたら簡単ですよ「元祖SDガンダムの復活は魂ウェブから計画があったから」で、サンライズがその意を踏んであえてゲスト出演したと考えるからですね（これなら千成将軍もガンキラーも出てきて問題ないでしょう。しかし、そこが大穴でした）。
それが「小川PのSDガンダム弱体化発言」になります。
魂ウェブからコレクターアイテムとして千成将軍やガンキラーが出る予想の矢先、小川Pが「SDガンダムはリアル頭身キットよりも条件的に不利でただのマスコット。絶対にリアルのゲームでも勝てない」と記事で語ったため、魂ウェブで発売しても「万人受けするキットではなくなった」という負の連鎖を誘発しました。
サンライズやバンダイのガンダム野郎世代が自分達有利の路線を引いても結局は「事情を知らないプロデュサーに利点を一掃される」という結末を迎えたと考えますね。
今日はこんな感じになります。
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