mixiユーザー(id:13658569)

2020年01月30日14:47

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ウイルスよりも、よほど恐ろしいのは・・。

>「長時間にわたり説得したが、法的拘束力はない」

>「これまで実施してきた水際対策などのフェーズ(段階)をもう一段、
引き上げる必要がある。あらゆる措置を講じていく」

そもそも。
チャーター機を手配してまで帰国を促したことについて国は、
ここに「主権者国民生命を鑑み」、憲法以下の「行政サービス」として実施した・・
という前提があり、尚も帰国後の検査体制を敷く背景には、国内での二次感染を
防止するという二義目的主旨があると。

とどのつまり。
この外形をもってして、国は事実上該当する国民に対し
「半強制/半拘束」力を行使している・・という状態にあるわけで。

であるならば、尚の事「チャーター機搭乗費用は政府が負担」しなければ
整合性が取れないんでありますな。

現在の状況から密にトレースする限り。
帰国手段を国が主体的に用意した反面で、運賃は自己負担とする・・ってことは、
この時点では「当該国民側に意思決定を委ねられている」という状態である。
つまり、この条件で乗るか否かの判断は、あくまで当該個人に委ねられている、と。
即ち、強制力や拘束力について、この時点では大方「行使されていない」。

しかし一方で、検査体制を敷き、帰国者に対して「受診や隔離を求める」段階で
「半強制力が行使」されるわけだから、この度の施策は
「個人の自由裁量と国の半強制」がないまぜに、矛盾したままの状態で行われている・・
と理解する必要があるわけですな。

ここが曖昧な理解のままでは、検査拒否した個人について一方的な批判は出来ない、
または「限度がある」ってことだ。

よって、検査拒否した個人を糾弾批判するのであれば、
あるいは「国内の第三者国民に対する迷惑云々」を掲げるならば、
尚更「帰国者の航空運賃は国負担にすべし」とし、移動の段階から
「強制力」が行使される状態を発生させねばならないわけです。

なのに国は、あらゆる措置を講じ対策を強化すると言っている一方で、
依然として運賃負担条件を変えるつもりはない・・と言うんだから、
「フェーズは論理構成上、引き上がらない」のね。

平たく言えば、フェーズを引き上げねばならないと思うほど「緊急事態」だ・・
としているだろう政府が、掛かる移動費用は個人持ちとしている段階で、
実質的に「緊急事態とするには届いていない」ことを言明している、ってわけです。

それを補完するのが、菅義偉による
「退避を要請する内戦や武力攻撃などの事例を除き、通常は負担をお願いしている」
との弁にあると。

つまり、この度は内戦や紛争時の邦人保護よりも格下である・・と考えているわけで。
「格が下・・」。ってことは、検査を受けるか否かには、まだ「余地がある」。

この余地に沿って、個人2名が検査拒否や隔離拒否を行使したことについて
「個人の道義的・社会的責任」を追求するなら、国民の奉仕者である国家に対して
「移動経費の負担をしない国家の責任」の方を先に追求するべきでありますな。

「国民と国家の正しい関係性」を理解しない、現政府と一部庶民・・。
実のところ、ウイルスよりもよっぽど「恐ろしい」ですよ、と。。

■安倍首相、帰国邦人の検査拒否「残念」=新型肺炎、政府が対策本部
(時事通信社 - 01月30日 12:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=5954642
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