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2020年01月24日10:19

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冬の花火〜第4発

 

これでも詩かよ 第275回


小さな旗を立てること


私は公園の隅っこにある砂場の砂の上に、小さな旗を立てた。
青い色をしたその旗は、ハタハタハタハタ、しばらく風に鳴っていた。
それが、まるで私が生きているあかしであるかのように。

夕方、私がまた公園を訪れると、あの小さな旗は、まだそこに立っていた。
あの綺麗な青は暗くて見えないが、
まるで私の墓標のように、少し傾いて。

ふと思い立って、
ときどき砂の上に小さな旗を立てること。
それが、私のささやかな祝祭だ。

   平幕と似たる強さの関取が横綱・大関を名乗るは奇っ怪 蝶人



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