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2020年01月11日17:44

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鼓くらべ。@ニュース日記【山本周五郎】

■大論争・心に残る作品2位『こころ』は高校教科書でもう読めない!? 1位は…
(AERA dot. - 01月11日 11:30)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=173&from=diary&id=5932362



山本周五郎というと、【樅の木は残った】や【五瓣の椿】などが有名ですが。
1番最初に触れたのは、小学校何年生だったか忘れたけれども国語の教科書に掲載されていた短編【鼓くらべ】でした。

鼓の名手であるお留伊という勝ち気な娘が、お城での鼓くらべにあがるために稽古に打ち込んでいるところから話が始まります。ふとしたきっかけで知り合った老人に鼓くらべなどやめたほうがいいと諌められるも振り切ってお城にあがるお留伊。その鼓くらべの席でお留伊が、なぜ老人がやめたほうがいいと言ったのか気付く…という話。


どうしてその話が今も心に残っているか、というと。
高校生になって合唱部に入り声楽の勉強もするようになり、中学からやってた子たちと違ってヘ音記号の譜読みができない・ト音記号の譜面すらドを基準にいっこずつ読みを書いていかなきゃならないという素人ど真ん中のレベルで。だからこそ必死で夢中で取っ組み合ううちに、それなりに歌えるようになったのと引き換えのように歌っていても思うように声がでなくなってしまって。
その時に救ってくれたのが【鼓くらべ】で老人が言った、そして鼓くらべの席でお留伊が気付いたことでした。


ネタバレなんで、ここには書きません。
新潮文庫から『松風の門』て文庫本が出てて、13本の短編が収録されているなかのひとつです。



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