mixiユーザー(id:6231411)

2020年01月08日14:53

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映画のタイトルは決定した

今回の事件は
ゴーン(被告)が犯罪者であるかどうか
が世界の関心事であるのに対して
保釈中の被告の逃亡を許す体制、
同時に極秘出国や国外逃亡が可能な通関体制ってどうなんだ?
という問題も並行して存在する
関西空港の通関が杜撰である事は遺憾であるし改善の必要に迫られるであろうが
世界のセレブリティに対する高いホスピタリティを逆手に取ったこの逃亡劇は
「厳しい保安管理を余儀なくさせたのはゴーンである」
との方便を許す大きなトピックである
あと10年は使えるだろう「HE’S GHOSN(GONE)」は
ちょっと予断を許さない展開となってきた

日本の裁判制度や容疑者の扱いが
逮捕の段階から世界的水準から見ると非人道的である事は
今に始まった事ではない
「お天道様は観て居る」という
個人に潔白性を委ねる性善説に基づいた法を敷く我が国において
逮捕までの手続きが複雑なのに対し、
一旦逮捕させると、後は自白を最大の論拠として送検を行うので
「断固、犯罪を認めない」という態度には
非人道的扱いによって屈服(自白)させる事が慣習だったからである

これに対して「人道的扱い」というのが一体何なのか、はさておいて
冤罪の場合も同様の扱いを受けるため
確信犯においては明確に「非人道的行為」が浮き彫りになって来る
「何も悪い事をしていないのに」
受ける扱いというのは実に悪質な取り調べだからである

そこを改善する必要はないが
犯罪のやり逃げと
悪い事をしていないのだから捕まらない
という態度だけは許してはならない

仮に、ゴーンが不起訴であったり
犯罪を立件するに足らない結果に終わった場合、
不当解任した日産や
世界的に彼の経済活動を制限する事になった日本の司法手続きは
莫大な損害賠償を求められることになるのではないか
だとしたら、堂々とお白州に上がって裁いて貰ったら良いのだが
それもしないのであるから、彼は村上龍的に言うと
「限りなく真っ黒に近いグレー」と言えるだろう

ところでレバノンの法相の判断は正しいと思う
経済的友好国の要請とはいえ
「自国民を他国に売り渡す」などという国は
信用に足らない
犯罪者引き渡し協定がない国にそれをやったらおしまいである

彼が彼の国で何か犯罪を犯したとしても
彼の国で裁かれる事であろうし
我が国で裁くにはどういう手段を使ってでも
我が国に連れて来なければならないだろう
ICPOの力では連れて来れないとしたら
後は警察国家とやらのグリーンベレーが極秘任務で
行うとか?(それも犯罪である)

これを実現した暁には、この顛末を映画化して貰いたい
主人公はゴーンか、はたまたICPOの銭形警部か
いずれにしてもタイトルは決まっている

「ゴーン ウィズ ザ ウインド(風と共に去りぬ)」だ


■レバノン法相、ゴーン被告に聴取方針 引き渡しは否定的
(朝日新聞デジタル - 01月07日 23:40)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5927990
 日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告(65)が保釈中にレバノンに逃亡した問題で、同国のセルハン暫定法相が7日、朝日新聞の取材に応じ、「国際刑事警察機構(ICPO)からの要請を踏まえ、ゴーン前会長に事情聴取を実施する」と述べた。時期は未定という。ただ、日本への引き渡しについては、否定的な考えを示した。

 セルハン氏は、「日本での犯罪事案を聴くためには、ICPO本部からの要請と(日本の)詳細な捜査資料が必要だ」と指摘した。要請は7日昼ごろに届いたという。

 事情聴取では、日本で起訴された会社法違反の罪などについて確認する方針だが、「ゴーン前会長は合法的にレバノンに入国しており、現時点では(レバノン国内で)何らかの罪を犯したとは認められない」と強調。身柄拘束の可能性は低いとみられる。

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