正社員

一人暮らしして自分で稼いだお金で生活しても、両親には正社員にならないと人として認めてもらえない。姉は、前に家族で住んでいたマンションに住み、大家は親になるわけだから金額は親が決めるのだが「払っているだけでましでしょ！」ということで月一万円で住んでいて、さらに毎週実家に帰り夕飯を食べていて夕飯代も世間一般の女性より払わなくて済んでいる。実家に帰っているからといって親孝行するような人でもないし、家賃や夕飯代で支出が少ない分は遊びに使っている。この状態でたまたま昨年中に年賀状を出しただけで「やっと一人前ね。」というメールが来て、怒りが収まらなかったためすぐに怒りのメールを返信すると「この程度ですぐに切れているようでは・・・」というメールが来た。なので、「すぐに切れたわけではない。今までずっと言いたかったことを伝えただけ。」と返信すると理解したのだろう、メールが来なくなった。次は「お正月は、いつ帰ってくるの？」というメールが来る。「おれに注意しておいて、よくそんなこと聞けるな。」と思った。両親にとって一人前の人間かどうかは、自立しているかどうかではなく正社員になっているかどうかなのだ。もちろん、正社員でないよりは正社員の方がいいのは確かだが、うつ病になっている原因が家族にあるのし、実家に帰らないと「帰ってこい。」と言われる。「一人前ね。」と言われたことで、おれは相当バカな両親の元で育ったんだと思った。実家を出ることにしたとき「実家に戻ることになったときは、父親に土下座して謝りなさいよ。」と言われたことを今でも覚えている。この言葉を聞いたうえで、一人暮らしして本当に良かったと思う。一人で生活してなかったら、いまだにマイナス思考地獄だっただろう。