魔法の点滴

先月末のストルバイトが落ち着いたころから、フードの食べがイマイチ良くなかったおこげさん。

ストルバイトが落ち着いたから療法食がまずくなったのかな、なんて思っていたのだが、今月に入って元々のフードに戻しても、食べは良くならず。
もっちゃり、もっちゃりと、嫌そうに食べていた。

が、食べるには食べていた＾＾；



ところが、先週の19日、朝のフードは半分も食べず、夜のフードは全く食べず。
20日の日付が変わったころにしたウンチが血便　Σ（゜д゜lll）


20日に慌てて動物病院へ。



しかし、、、
朝までグッタリしてたくせに、病院行ったら、なんかすんげえ元気＾＾；


20日は、いつも診てもらってる副院長先生が休みだったんで、別の先生に。
って、院長先生にあたったｗ

血便を持っていってたんで診てもらったんだが、あまりにも本人（犬）が元気なんで、院長先生も首をひねる＾＾；


「異物を食べたりしてませんか？」
と聞かれたんで、
「思い当たりすぎて分かりません＾＾；」
と返事。


ペットシーツを振り回して、その破片を食べてしまったり、コットンロープのおもちゃの糸くずを食べたり、散歩中にひっつきむしが付いたら取ろうとして口についたのを食べたり。

こういうの↓


食べるつもりがなくても口に入ったものは食べてしまうんで、心当たりがありすぎて分からない＾＾；



しかし、先生の診断では、ペットシーツの破片程度では、よほど大きくないかぎり血便が出るほど腸の粘膜を傷つけるようなことはないらしい。

コットンロープの糸くずも同じ。

ひっつきむしに関しては植物だし毒があるわけでもないんで、消化されてしまうか、消化されなくてもそのまま出てくるか、で、やっぱり大きな影響は考えづらい。
除草剤がかかってる可能性はあるが、それだったら、命にかかわるおおごとになってるんで、こんな元気なわけもない。


ってことで、先生にも原因はよく分からず＾＾；

とりあえず、元気なんで、整腸剤と消化しやすい療法食で様子見しようということになった。



で、21日の夜あたりまでは元気だったんだが、そこから元気が無くなりはじめた。

20日夜、21日朝は、いつもどおり嫌そうにフードを完食したのだが、21日夜は半分残す。

22日も、朝・夜、半分ずつほどしか食べず、寝てばかり。


おこげは、あんまりこういう姿勢で寝ない。
ヒラキかへそ天で寝てることが多いのに、えらいクルっと丸くなっている（´・ω・｀）


しかし、散歩には行ったし（いつもどおり走り回りはしなかったが）、ウンチも出ている。

おこげにしては元気はないんだが、普通の犬なら問題ない程度には動いている＾＾；


体調が良くないのか、心配するほどでもないのか、判断がつかない(ノД｀)




で、よく分からないまま、23日は先代の命日だったんで、墓参りにお出かけ。

帰りに、ドッグランに寄ったところ、他の犬と楽しく走り回っていた＾＾


やっぱ、心配するほどでもなかったか〜、こんだけ走ったらフードも食うだろう、と、安心したんだが。。。



帰宅後、夜のフードは一切食わず。

朝も全く食わなかったんで、1日中、全くフードを食っていない。

食ったのは、ドッグラン併設のカフェでもらった犬用せんべいを2枚だけ。




さすがに心配になり、親バカと言われるかもしれないが、24日のクリスマスイブに再び病院へ。

この日は副院長先生がいたんで、副院長先生に診てもらう。


「1日食べてないのは気になるけど、元気よね？＾＾；」
と、先生が言うんで
「普通の犬ならこれで問題ないですが、おこげにしては元気ないんです。先生に飛びつかないなんて初めてです。」
と言うと
「あー、そう言われればそうだね。おこげくんにしては元気ないか。いつも嬉しい嬉しいやもんなぁ」

おこげは、副院長先生が好きすぎて、先生を見ると、お尻をブリブリして（尻尾ふりすぎ状態ｗ）、診察台から落ちる勢いで飛びつく＾＾；

しかし、この日は、尻尾をピコピコさせて嬉しい顔をしているだけだった。

一般の犬ならこれが普通なんだが、おこげの反応ではないｗ



副院長先生も院長先生と同じく、しばらく考えて、
「腸の動きを良くするお薬と栄養剤の入った点滴するんで様子見たらどうかな？
もしどうしても心配っていうなら、安心のために検査してもいいけど2万かかるよ。たぶん何も出ないと思うから勿体ないだけかな、って、僕は思うけど、どうする？」
という提案をしてくれた。


で、点滴をしてもらうことに。


更に、胃腸の動きを整えるのに、飲み薬で
タイロシン（金曜にもらってたのを追加）、ファモチジン、プリンペラン
と処方される。


プリンペラン・・・
私がしょっちゅうお世話になってる吐き気止め（胃薬の系列）＾＾；






帰宅後、1時間ほどで。

ビックリするくらい、おこげの顔が晴れやかに。いつものコーギースマイル爆発のおこげの顔だｗ


リビングを１人で走り回り、ひよこのおもちゃをくわえては放り投げ、自分でキャッチして、と、遊び始めた。


いつものおこげだ！(((o(*ﾟ∀ﾟ*)o)))
これがうちのコだ！ｗ

このパワフルさが、うちのコなのだ＾＾；



ひとしきり遊ぶと、朝、全く食べなかったフードを自ら食べはじめ、完食！


そして、電池が切れたように、へそ天でおやすみ。

あの点滴に、どんな魔法成分が？！ｗ




先代が余命宣言されたときに使った”痛みを和らげるためだけの甘いシロップの薬”を思い出したｗ

先代が亡くなる数か月前、もう治すことはできないんで、痛みを和らげてやる薬を使っていくことになった。
末期癌の人のモルヒネみたいなもんだから、徐々に量が増えていって、最終的にはこの薬のせいで目覚めなくなることもある、と説明された薬だったんだが。

先代は何を勘違いしたのか、痛みが無くなったおかげなのか、すっかり元気にｗ
そのときの女医さんも、「そんな効果は無いんですが、元気にしてくれてるんで良かったですｗ」と笑っていた。







そして現在のおこげは。

フードの食いつきに関しては、あんまり良くもないんだが、イヤイヤながらも完食するまでには回復した。


カリカリフードがあまり好みではない？

いやいや＾＾；
元々は、「ウー！」って唸るくらい好きだった。
おやつは唸らないのに、フードだけは唸ってた。そのくらいフードに執着していた。


人間の食べ物は与えたことがないんで、人間のもの欲しさに食べてないのはイマイチ考えづらい。

おやつに関しても、ストルバイトになってから約2か月ほど食ってないから、おやつ欲しさに、というのも考えづらい。



そのことを副院長先生に聞いたら、成長期が終わったんでフードに執着がなくなって、子供のときの反動みたいに食べなくなることがあるコもいるらしい。

好みのフードを探すしかないかも、と＾＾；


しばらくフードジプシー生活？！＾＾；