12月23日
回復・一体性・サービス
われわれの12番目のステップ、メッセージを運ぶことは、AAという共同体の基本的なサービスである。これがわれわれの主要な目的であり、われわれが存在する主な理由なのである。
THE LANGUAGE OF THE HEART p160
私は、回復・一体性・サービスという3つのレガシー(遺産)を忘れないようにと話してくれた人たちがいたことを神に感謝している。私のホームグループには3つのレガシーを説明したポスターが貼ってあり、それにはこう書いてある。
「三本足のスツールを考えてみよう。一本の足だけとか二本の足だけで立てようとしたらどうなるだろう。私たちの三つのレガシーは一つとして欠けてはならないのだ。回復で私たちは共にソブラエティを得て、一体性で私たちの伝統とステップのために共に行動する。そして自分たちが与えられたものをただで与えるというのが、サービスなのだ」
AAの原理に基づいて一体性の中で回復しなければ、メッセージを運ぶこともできないのだと気がついたことは、とても良いことだった。
--------------------------------------------------------
「今日を新たに」 2004年5月31日 翻訳改訂版発行
AA日本ゼネラルサービスオフィス(JSO)発行
--------------------------------------------------------
12月23日
私たちはあの妄想の世界から完全に抜け出た。あの世界は、偽物以外の何物でもなかった。それは自分で作った世界であり、現実の世界ではなかった。自分の過去については残念に思うが、だが多くのことを学んだと言える。私の過去は私の体験であり、今の私にとっては価値ある経験なのである。なぜなら私の過去が、現実の世界に直面するために必要な知識を与えてくれたからだ。AAプログラムと出会うために、私たちはアルコホーリクでなければならなかった。他のいかなる方法においても、この出会いを手にすることはなかったであろう。結論として、すべて価値があったのだ。
私は自分の過去を価値ある体験としてみているか?
黙想
自分がどこにいても、不和をもたらす者ではなく、平和をもたらす者でありたい。あらゆる状況の中で、破壊をもたらす力の一員ではなく、癒しをもたらす力の一員でありたい。悪に対しては積極的に戦おうとするより、むしろ無視することがよい。常に心に留めるべきことは、良いものを築き上げることに参加する自分であり、決して分裂と破壊に参加する自分であってはならないということだ。正しい道を歩むことによって幸せが訪れるという事実のモデルとして生きる自分でありたい。事実が語るモデルとしての力は、雄弁かつ論理的な言葉の力より、遙かに偉大である。
祈り
今日一日、私が直面するあらゆる状況の中で、私の存在が何か良いものに貢献することができますように。私の考えが建設的なものであり、言葉と実践に裏付けられるものでありますように。
ホームカミング社 「一日二十四時間」より
※私の独り言※ サービスをすると回復する、とあちこちで聞くのですが、これは迷信ではないでしょうか?ここの3本足のスツールのように、回復にはステップ、伝統、サービスのどれもが必要だと思うからです。サービスは回復の道具ではなく、自然についてくるものなのではないでしょうか。私たちはいわば、コップのようなもので、霊的に回復していくとそこの中身が豊かになり、最後にはあふれ出してくると感じるのです。そのあふれ出してきたものが、メッセージやそれをよりよく伝えようというサービスなのだ、と思うのです。
ミーティングに出ることで飲酒が止まったということは祝うべきこと、奇跡のようなものでしょう。でも、それだけでメッセージに誘う人もいますが、もう少し何か別のものが必要ではないでしょうか。AAの中では、当たり前のように「経験と力と希望」を分かち合う、と言われています。そのためのしっかりした足場がなくてはならないのではないでしょうか。
/\○/\○/\○/\○/\○/\○/\○/\
山口、AA宇部グループ Mike(マイク)
ログインしてコメントを確認・投稿する