内覧会

　最近はミネラルショーでも世界らん展の様に内覧会という日が開催期間の前日に開催される。誰でも入れるわけではなく報道関係ということであるが所定の金額を支払い名刺を出せば入場できる。標本の購入もできるようである。これを知らないとお値打ちの標本は手付されてしまい入手できないということになる。私はもっと悪いことやっていて、出店者にショーが開催される前にメールして何かいいものありますかと問い合わせして写真つきで紹介してもらい欲しいものを予約してしまう。しかし私の標的は大型鉱物標本で価格も高いので出品されても売れることはほとんどないので出品者もこのやり取りのほうが都合がいいので応じてくれるのである。本来は平等の購入機会であるべきだろうから会場でやりとりだろうが、どこまで行っても機会均等ということにならない。なので出品者が一番うれしい取引で仕方がないものと思う。小型標本は価格が手ごろで売れ筋なので、それらについては私は決して事前交渉はしていない。あくまでも展示目的なものなので、それが先に売れてしまうとちょっとばかり店主には不都合なので申し訳なく思うが重い標本をわざわざ日本まで運んでまた持ち帰らなければいけないことを考えるとそれはそれと思う。