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2019年12月13日11:17
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11月の読書日記
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寒暖の差が大きくて風邪が治らないよう
ちょっと頑張ると、腰痛やら熱やら。ま、あとちょっとだから、頑張ろう
いつものように図書館から借りた
から
至誠の残滓(集英社）矢野隆 著：明治十一年。東京の片隅にある古物屋、“詮偽堂”の主人・松山勝。彼の正体は、幕末、彰義隊とともに上野で戦死したはずの元新撰組十番組組長・原田左之助だった。ここに新聞錦絵の記者で高波梓と名乗る諸士調役兼監察を務めた山崎烝、そして過去に三番組の組長でありながら、いまでは新政府の犬と揶揄される警官・藤田五郎。またの名を斎藤一が集まる。というところから話は始まる。斎藤一が警官をしていてたのは史実だが、他の二人は幕末のどさくさで戦死したとされている。素敵なキャラクターを集めた割には、誠のターゲットがやや曖昧だが面白いよ。原田左之助は、私の郷土松山の出身らしいが、かの地には稀な破天荒・能天気キャラクターで私は好きだ。
最果ての決闘者(中央公論新社)逢坂剛著：箱館で落命したはずの土方歳三は頭部に銃弾を受け記憶を失い“内藤隼人”と名を変え、彼を慕う時枝ゆらとともに米国西部へと渡った。これも新撰組もの。この前にすでに３巻ほどが出ているが、この巻から読み始めても支障はない。作者の好きな西部劇の要素がいっぱい詰まった活劇。似たようなストーリーの映画を見たことがあるような気もするが、次々に現れるガンファイトというかアクションシーンにわくわくする。これは玉木宏主演←単に私の好み、で映画化してもらいたいものだ。
チンギス紀五 絶影(集英社) 北方謙三：ここまで読んできて、初めて、これが北方謙三の「水滸伝」や「楊令伝」や「岳飛伝」に連なるものだとわかった。前の巻までは、これがあの人かも、というのに全く気がつかなかった鈍い私だ
問題は、主人公にあの朝青龍顏のチンギスハンの肖像画がちらついて今ひとつ肩入れできないのだ。勝手ながら美男好み。
エージェント-巡査長 真行寺弘道 (中公文庫) 榎本 憲男 (著)：お待ちかね真行寺シリーズの第４巻。新元号「令和」最初の総選挙投票日に出世拒否、バツイチ、オーディオ狂で50代ながら捜査一課ヒラ刑事の真行寺巡査長は、その夜、新大久保で焼肉屋にいた。選挙速報によると、首相の名を冠した金融緩和政策を批判し立ち上げられた新党が、予想以上に議席を獲得しつつあるという。当て書きかと思うほど、この前の選挙を思わせる展開。しかもスケールがでかすぎてびっくり。まさか、そんなと思うけど、と思っていたら
日本の聖域 シークレット (新潮文庫)「選択」編集部 (編集)：報道しない自由」を謳歌する大メディア。その内向きな姿勢が深刻になる中、国民の知る権利に開いた「穴」を埋める役割が、より重要になっている。新聞やテレビが触らない、この国の秘密の領域に鋭く斬りこむ24の深層レポート! 会員制情報誌の名物シリーズ第五弾。文庫オリジナル。「ありかも」と思わせるこの本。アンチエイジングや学会にまつわるデタラメはそうだろうと思っていたので別に驚かないが、ほんと日本はどこへ行くのだろうか？
大江戸ミッション・インポッシブル 顔役を消せ(講談社文庫) 山田正紀 :南町奉行所の最底辺、牢屋見廻り同心・川瀬若菜に吉原随一の花魁から、英国人の恋人からプレゼントされた大切な指輪が盗まれたという相談を受ける。若菜は実は天敵陸衆と江戸の闇を二分する泥棒寄合・川衆の棟梁。関係ないことだが、私はこの作者のホームレス探偵ものの続きを待っている。それはさておき、若菜が配下のものたちに指令を出すときに使う「よしか」という言葉。都筑道夫のなめくじ長屋シリーズでセンセイという浪人が使っていた。他ではあまり聞かないので、この作者もなめくじ長屋のファンかと思ったのだけど。
昨日の「偉人たちの健康診断」という番組で「読書をよくする人は長生きをする」と言いていて、おっ！と思ったのだけど「それには読み飛ばすのではなく、じっくり読むことです」と続いてちょっとがっかり。写真は、深まる秋の写真
ちょっと頑張ると、腰痛やら熱やら。ま、あとちょっとだから、頑張ろう
いつものように図書館から借りた
から
至誠の残滓(集英社）矢野隆 著：明治十一年。東京の片隅にある古物屋、“詮偽堂”の主人・松山勝。彼の正体は、幕末、彰義隊とともに上野で戦死したはずの元新撰組十番組組長・原田左之助だった。ここに新聞錦絵の記者で高波梓と名乗る諸士調役兼監察を務めた山崎烝、そして過去に三番組の組長でありながら、いまでは新政府の犬と揶揄される警官・藤田五郎。またの名を斎藤一が集まる。というところから話は始まる。斎藤一が警官をしていてたのは史実だが、他の二人は幕末のどさくさで戦死したとされている。素敵なキャラクターを集めた割には、誠のターゲットがやや曖昧だが面白いよ。原田左之助は、私の郷土松山の出身らしいが、かの地には稀な破天荒・能天気キャラクターで私は好きだ。
最果ての決闘者(中央公論新社)逢坂剛著：箱館で落命したはずの土方歳三は頭部に銃弾を受け記憶を失い“内藤隼人”と名を変え、彼を慕う時枝ゆらとともに米国西部へと渡った。これも新撰組もの。この前にすでに３巻ほどが出ているが、この巻から読み始めても支障はない。作者の好きな西部劇の要素がいっぱい詰まった活劇。似たようなストーリーの映画を見たことがあるような気もするが、次々に現れるガンファイトというかアクションシーンにわくわくする。これは玉木宏主演←単に私の好み、で映画化してもらいたいものだ。
チンギス紀五 絶影(集英社) 北方謙三：ここまで読んできて、初めて、これが北方謙三の「水滸伝」や「楊令伝」や「岳飛伝」に連なるものだとわかった。前の巻までは、これがあの人かも、というのに全く気がつかなかった鈍い私だ問題は、主人公にあの朝青龍顏のチンギスハンの肖像画がちらついて今ひとつ肩入れできないのだ。勝手ながら美男好み。
エージェント-巡査長 真行寺弘道 (中公文庫) 榎本 憲男 (著)：お待ちかね真行寺シリーズの第４巻。新元号「令和」最初の総選挙投票日に出世拒否、バツイチ、オーディオ狂で50代ながら捜査一課ヒラ刑事の真行寺巡査長は、その夜、新大久保で焼肉屋にいた。選挙速報によると、首相の名を冠した金融緩和政策を批判し立ち上げられた新党が、予想以上に議席を獲得しつつあるという。当て書きかと思うほど、この前の選挙を思わせる展開。しかもスケールがでかすぎてびっくり。まさか、そんなと思うけど、と思っていたら
日本の聖域 シークレット (新潮文庫)「選択」編集部 (編集)：報道しない自由」を謳歌する大メディア。その内向きな姿勢が深刻になる中、国民の知る権利に開いた「穴」を埋める役割が、より重要になっている。新聞やテレビが触らない、この国の秘密の領域に鋭く斬りこむ24の深層レポート! 会員制情報誌の名物シリーズ第五弾。文庫オリジナル。「ありかも」と思わせるこの本。アンチエイジングや学会にまつわるデタラメはそうだろうと思っていたので別に驚かないが、ほんと日本はどこへ行くのだろうか？
大江戸ミッション・インポッシブル 顔役を消せ(講談社文庫) 山田正紀 :南町奉行所の最底辺、牢屋見廻り同心・川瀬若菜に吉原随一の花魁から、英国人の恋人からプレゼントされた大切な指輪が盗まれたという相談を受ける。若菜は実は天敵陸衆と江戸の闇を二分する泥棒寄合・川衆の棟梁。関係ないことだが、私はこの作者のホームレス探偵ものの続きを待っている。それはさておき、若菜が配下のものたちに指令を出すときに使う「よしか」という言葉。都筑道夫のなめくじ長屋シリーズでセンセイという浪人が使っていた。他ではあまり聞かないので、この作者もなめくじ長屋のファンかと思ったのだけど。
昨日の「偉人たちの健康診断」という番組で「読書をよくする人は長生きをする」と言いていて、おっ！と思ったのだけど「それには読み飛ばすのではなく、じっくり読むことです」と続いてちょっとがっかり。写真は、深まる秋の写真
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