トレンチタウンへの手紙ー１１

トレンチタウンへの手紙ー１１

今日は、ジャマイカからの便りです。ニューヨークには一週間足らずしかいませんでした。ジャマイカは３ヶ月の滞在許可がおりましたが、すでに１ヶ月がすぎました。Bongo　Daggyは相変わらずITALです。ヒロさんが、またジャマイカを訪れるのを楽しみにしています。ギルバート（ジャマイカ史上最悪のハリケーン）の影響は想像ほどではなかったけれど、どこでも折れた木々や、未だにこわれたままの建物などを見かけます。野菜なども高値です。ラジオでも、未だにギルバートのことをとりあげています。ギルバートのことを歌った曲やDJも大ヒット中。２年ぶりのジャマイカですが、やっぱり日本とは全くちがった空気や時間が流れているようです。ダギーの店もギルバートにやられて、ぼくたちが来た時は、柱ぐらいでしたが、今では完成間近といったところです。近所のラスタの家や店も、前とは少しずつ変わっていたり、この一帯の真裏にホテルを建設中（まだそれほど進んでいない）だったりと、モンティゴベイも少しずつ変わっています。でも人々はCOOL　RUNNINGS。

１ヶ月はビンギに行ったり、ネグリル、キャタデューパなどに行ったりと、すぐ過ぎてしまいましたが、１２月に入った今では、クリスマスはもうすぐだと、みんな盛りあがっている感じです。日本に帰るのは、２月の初めになるでしょう。その時は話を持ち帰れると思います。だいぶ寒くなったと思いますが、みなさん体に気をつけて、がんばって下さい！さようなら。　　　　　　　　　１９８８・１２・７　　　　DAISUKE