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2019年12月12日21:39

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「殺さない彼と死なない彼女」@シネクイント

観劇のためにPM休をもらっていた金曜日。ランチ→映画→観劇という贅沢コースな日手(チョキ)何度も観た映画館の予告で面白そうだなと思っていたこの映画に、ちょうど公開初日だったので行って来たわーい(嬉しい顔)

************** 重要部分ネタバレなし **************

何にも興味が持てず、退屈な高校生活を送っていた高校三年生の小坂(間宮祥太朗)は、リストカット常習者で"死にたがり"のクラスメイト・鹿野(桜井日奈子)がハチの死骸を埋めてあげようとしているのを見つけ、興味を持つ。周囲から孤立していた二人は〈ハチの埋葬〉をきっかけに一緒に過ごすように。不器用なやりとりを繰り返しながらも、徐々に自分を受け入れ、寄り添ってくれる存在に癒され、前を向いて歩み出していくが…。

原作はSNS漫画家の世紀末さんによるTwitter発の4コマ漫画だそう。それがとても話題になり書籍化もされて、映画化の企画も進行したという流れのよう。4コマ漫画をどう1つの物語としてまとめるのか、すごく難しそうだしセンスも問われると思うが、小林啓一監督は自ら脚本も手掛けており、その力量にまずは大きな拍手を送りたいぴかぴか(新しい)

"殺すぞ"が口ぐせのキレやすいツンデレ系男子と心優しいがいつも"死にたい"と思っているネガティブ女子「殺さない彼と死なない彼女」がタイトルになっているが、自分が可愛いことを自認し、周囲から愛を求め続ける「きゃぴ子」と全く性格は対照的ながらもきゃぴ子を大切に思っている友達の「地味子」、恋愛に無関心な草食男子・八千代くんと何度フラれても告白し続ける「君が代ちゃん」(映画では撫子という名前)の3つの物語で構成されており、青春群像劇的側面もある。

しかも、この3つの物語は同じ時間軸ではなくて、全部観終わるとなるほどなぁ、という風に思わせる流れになっていて感心したexclamation観ている時のちょっとした違和感、別のお話が平行線で進んでいるようで、実は、、、という部分も楽しめると思うるんるん

出演は、間宮祥太朗 桜井日奈子 恒松祐里 堀田真由 箭内夢菜 ゆうたろう 金子大地 中尾暢樹 佐藤玲 佐津川愛美 森口瑤子といった方々。

間宮くんの高校生役(一応留年してるって設定っぽい)はそろそろ見納めexclamation & question今年も多数の作品に出演し、飛躍の年だったでしょう。「ホットギミック ガールミーツボーイ」も本作も抜群だったので、なんか賞をあげたいexclamation ×2対する日奈子ちゃんはこれまで出演作をほとんど観てこなかったが、なかなか好演していたと思う指でOK泣きの演技もしっかりと伝わってくるものがあった。

きゃぴ子と地味子を演じた堀田&恒松は供に21歳、2人ともガンガン出まくっていて押されてる若手っぽいが、きちんと芝居ができるので今後もとても楽しみるんるん八千代くんと撫子ちゃんのエピソードにもほっこり、演じたゆうたろう&箭内コンビもよかったハート達(複数ハート)

あらすじだけで"また高校生の恋愛ものか"とパスしてしまってはもったいないダッシュ(走り出す様)単純なキラキラ系の出演者を愛でるためだけの作品ではなく、40オーバーのだいぶ大人にも響く素敵な映画だと思う。2019年日本映画マイベスト10入りウインク
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