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2019年12月04日22:23

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M.Caillaudレトロプロブレム傑作選(14)

(13)Michel Caillaud(Die Schwalbe 67 02/1981, 4th Prize)
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最後にPが動いてから、最低何手指しているか? (14+12)

 なくなった駒は白がQRの2枚で、黒はRBSSの4枚。白の駒取りはPc4が2枚、Pc3が1枚、それにPh7が1枚の4枚。一方黒は、Pc5がa7から2枚駒取りをしていることが分かる(Pb6がa筋のものだとすると、白Ba7は入れない)。このうち最後に行われた駒取りはPg6xh7だから、逆算の目標は黒Bをf8に、そして黒Rをh8に戻してからPg7-g6とすることだ。では、実際に駒を動かしながら逆算してみることにしよう。

 最終手はRg7-g8#しかない。ここからまずは、黒Kをb7まで連れてくる為に、黒Rをa3へ、そして白Kをb5へ運ぶことになる。

Retract:1.Rg7-g8+ Qb4-a3 2.Bb8-a7 Ra7-b7 3.Kc8-d8 Ra5-a7 4.Kb7-c8 Rb5-a5 5.Ka6-b7 Qa3-b4 6.Bb3-a2 Qa1-a3 7.Ba2-b3 Rb3-b5 8.Kb5-a6 Ra3-b3+
9.Ba7-b8 Ke8-f8 10.Bb8-a7 Kd8-e8 11.Ba7-b8 Kc8-d8 12.Bb8-a7 Kb7-c8

(図1)
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 これで白Rを再び8段目に置くことができる。次は黒Qを遮蔽駒として、黒Kをg7へ連れていくが、この間白はBを動かして待つことになる。

13.Rg8-g7 Bf6-h8 14.Rh8-g8 Bh4-f6
15-18.B-- Qg8-g7-d4-d1-a1
19-23.B-- Kg7-f8-e8-d8-c8-b7

(図2)
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続いて、黒Kをf6経由で解放し、白Kをg7へ入れる。白Kと2枚のRとの位置関係を逆転させることが可能な場所は、ここしかないのだ。黒Rは白Rとも入れ替わる必要があるので、一旦a1を経由して外に出しておく。

24.Ka6-b5 Kf6-g7 25.Kb7-a6 Ke6-f6 26.Kc8-b7 Qg7-g8+ 27.Kd8-c8 Qe5-g7
28.Ke8-d8 Qg3-e5 29.Kf8-e8 Ra1-a3 30.Kg7-f8 Rd1-a1 31.Ba7-b8 Rd2-d1

(図3)
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予定通り、白Rと黒Rを入れ替える為に、10手以上かけて最下段まで白Rを連れて行く。

32-42.Rb8-h8...Ra1-a3 --- 43.Re1-a1 Rd1-d2

(図4)
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これで後は、黒Rをh8まで持って行けば良い。

44.--- Ra1-d1...52.Rb3-a3 Rh8-b8

(図5)
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やるべきことはまだある。白Kを脱出させる為には、再度白Rを遮蔽駒としてg8まで連れて行かなくてはならない。

53-60.Rb5-b3...Rg8-b8 --- 61.Kf8-g7 ---

(図6)
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これで黒Bをf8に戻せば、漸くPg7-g6とすることが可能になる。

62.Ke8-f8 Bf6-h4 63.Kd8-e8 Bg7-f6 64.Re8-g8 Bf8-g7 65.Kc8-d8 Pg7-g6
66.gxBh7...

(図7)
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 これで無事局面をほぐすことができたが、話はこれで終わりではない。というのは、50手ルールがあるからだ。これを通常の手順として見た場合、65...Pg7-g6と指してからRg8として詰め上げる迄の間、Pの手も駒取りも全くないが、これだと途中でドローになってしまうのだ。そこで50手ルールに抵触しないよう、ギリギリのタイミングでPf2-f3という手を入れる必要がある。
65手目の黒の手の50.0手前は15手目の黒の手だから、上の逆算手順中で16.Pf2-f3としておけばOKという訳だ。
 以上より、設問に対する解答は「15.0手」ということになる。

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(14)Michel Caillaud(Die Schwalbe 79 02/1983, 6th Com)
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双方とも0-0は可能。このとき黒の0-0-0は合法か?(11+13)
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