「相互不信」は人類の属性ですから核廃絶はムリ……ってなりますよね、教皇。

　どうして教皇は経済という戦争の最大の要因に触れずに「相互不信」なんていうツマラナイお題目を唱えてしまうのでしょう？　あの人いい顔したいだけなんでしょ、って言われても反論できない気がして心配しそうになります。

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■ローマ教皇、長崎で核廃絶のメッセージ　犠牲者に祈り
(朝日新聞デジタル - 11月24日 11:00)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5876301

　ローマ・カトリック教会のトップ、フランシスコ教皇が２４日、被爆地の長崎を訪れ、核廃絶のメッセージを発表した。核兵器のない世界の実現のため、すべての人々が団結し、核兵器の脅威に立ち向かう必要があると呼びかけた。そのうえで、各国の政治指導者に対し、「核兵器は国家や安全保障の脅威から守ってくれるものではないことを、心に刻んでほしい」と訴えた。

　教皇は２４日午前、雨が降るなか、長崎市内の爆心地公園を訪問。被爆者の代表から花輪を受け取り、原爆が投下された場所に建てられた記念碑に捧げた。その後、約１分半、犠牲者のために無言で祈り、参列者とともに黙禱（もくとう）した。

　会場での演説で教皇は、長崎を「核兵器が人道的にも環境にも悲劇的な結末をもたらすと、証言している街だ」と表現。さらに「軍拡競争に反対する声が、小さいながらも常に上がっている」と述べた。その上で、軍拡競争は「貴重な資源の無駄遣いであり、本来人間と自然環境の保全に使われるべきものだ」と批判。武器の製造や改良に財産を費やし、破壊力を増すことは「テロ行為だ」と断じた。

　教皇は、こうした核兵器や大量破壊兵器を所有する背景に「昨今、世界で拡大しつつある相互不信」がある、と指摘した。「核の理論によって促される不信や敵意の増幅を止めなければならない」と訴え、相互不信によって、兵器の使用を制限する国際的な枠組みが崩壊する危険があると警告した。各国の指導者に対し、信頼関係を築いて核廃絶に協力するよう求めつつ、一人ひとりが無関心にならずに参加する必要があるとも指摘。「すべての人がその責務に関わり、必要とされている」と訴えた。（河原田慎一）

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（超耳）

　日本の佐賀県という場所には吉野ヶ里遺跡という遺跡があるんですけど、豊かだったんでしょうね、外敵に備えて武装していました。守りにしか役立たない物見櫓や環濠や土塁がありました。ちなみに人骨も多数見つかっていて矢じりが刺さったまま、首がないまま、大怪我をしたままの遺骨が埋葬されていました。
　どうして矢じりが刺さったんでしょうね。なぜ首が取れてしまったんでしょうね。どんな原因で大怪我をしたんでしょうね。「相互不信」だから？
　まあそれでもいいですけど、1500年以上も経って今なお「相互不信」が克服できないんでしょう？　イエスとかいう馬小屋で生まれた人の教えでも克服できないんでしょう？

　訴えるなとは言いません。でもあと何百年、何千年かかるかわからないじゃないですか。うがって言いますけど、教皇さんも未来永劫それはなくなることがないってわかっているわけでしょう？　史実から歴としていますよ、「相互不信」は人類の属性のひとつだって。
　そんなのに仮託しちゃうのは逃げじゃないのかな。
　「相互不信」が核兵器をなくせない原因なら、教皇の言うことを真に受けるなら、永遠に核廃絶は不可能ってことですよ。

＞武器の製造や改良に財産を費やし、破壊力を増すことは「テロ行為だ」と断じた。

　吉野ヶ里遺跡の人たちもテロ行為で、警察官が銃で武装するのも教皇の定義に照らすとテロ行為ですよね。
　なんだ、それじゃカトリックとしては「テロ行為」なんて誰でもいつでもやっていることだから、よくないことだとしてもまあまあ許されている範囲のことってなりますよね。

　いいの、それで？

　主語を大きくして話すことは、ダメですよね。
　強すぎる批判も、ダメですよね。
　核とか原発とかになると、こういう誤りを平気でやらかす人が多い。たぶんつねに間違っているんだけど目立たないだけなんだろうな。
　もうちょっと論理的に考えて話せばいいのにな。勉強不足なんじゃないかなー。