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2019年11月07日09:26

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雑俳 備忘録 その一 洒落

「江戸の言葉遊び」を長い事勉強しております。
四年前に*全員立机(りっき)して宗匠宣言をしたものの・・・・
まだまだ未熟者です。
*小燕枝・さん喬・雲助・一朝・志ん橋・小里ん・馬桜・扇遊・小ゑん・馬生・右之吉・右橘

後輩たちの「つっかけ連」の洒落の選を頼まれた時のものが出て来ましたので・・・

兼題 洒落付 正月のものごと一切   篝火舎 馬桜選

客の一
効き:鳴神上人たぶらかす酒
|、注連縄言って聞かせやしょう。

客の二
効き:亭主江戸っ子 女房京風
|、角餅けんかせず

客の三
効き:別れた女房似てる面影
|、お獅子ほしがるこの子が可愛い

客の四
効き:ゼンマイ仕掛け振り下ろす槌
|、鏡割り人形

客の五
効き:髭の意休がままならぬもの
|、双六と揚巻

人の位
効き:少し地味でも帯は四君子
|、晴れ着に花を咲かせましょう

地の位
効き:床を飾った高砂の松
|、元朝の鶴

天の位
効き:平成最後 寿の春
|、参賀することに意義がある

雲隠し(所謂・破礼句)
効き:精力つけて待つ姫はじめ
|、年始の休息

自句
|、初富士 二鷹 三茄子び

誰の句だか分からないところが味噌。効きはその句を引き立たせる為につけます。
七七ですが、三音止めが駄目です。
天の位は「祝儀」が良く 不祝儀は選ばないのが暗黙のルールです。
やはり芝居関係の句を選んでいますね。これを「宗匠好み」と言います。
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