朝日らしい記事だ

■ひきこもり、４０代が最多　支援先は若年層が中心
(朝日新聞デジタル - 10月27日 20:03)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5841690実態を報道するのがマスコミの役割だが単にレポート的な報告なのでなぜ40代のひきこもりが最多なのかの原因まで分析できていないのが朝日らしい。皆様のつぶやきでも見られるようにこの世代は所謂、ロスジェネ世代だということ。まさに学校を卒業したが就職先がなかった世代である。過去の日記にも書いたが日本の場合、企業は基本「新卒」採用がメインである。やっと最近になって中途採用枠が増えてきているがそれでも第二新卒とか比較的若い世代に限られている。企業からすれば長く働いてくれる人、まだ賃金が低い若年層あたりが欲しいためである。そうなると40代あたりを企業が中途採用する可能性は少ないのが現状である。学校を卒業したが就職できないために派遣社員（非正規社員）で働いてきたが残念ながらキャリアップには繋がらなかった。さらに言うと簡単に雇い止めにあったり、本当に生活が不安定だろう。そんな状況でひきこもりになってしまうのは致し方ない部分もある。自己責任とか言う方もいるがそういう方々は実際にこの世代と同じような状況におかれたらどうかだ。この時代の就職なんか今で言うエントリーシートを100社以上に出しても面接すら辿りつけなかったらしい。そんな状況でまともに就職できた人の方が本当に少数なのだろう。40代と言えば普通なら結婚し、子どもがいて一番稼ぎときなのかもしれないがいまの40代はもう、その名の通り全てを「ロスト」してしまっいている気がする。人生やり直したくらいではないか？最近になってやっと（？）政府がこの世代に支援するとか言い出したが10年は遅いかもしれない。この世代は意外と人口も多く、本来なら経済の中心になっていないといけないがそうなっていない。消費もしないので経済が回らないらしいのでやっと政府が動いているがもはや手遅れ感がある。やらないよりはやるべきだが40代にいまさら手厚い待遇をしても元に戻るかどうかは甚だ疑問ではある。40代に未来はあるのだろうか？