スピラ・スピカの「Re:RISE」を聴いた。
今回は「ガンダムビルドダイバーズRe:RISE」のオープニング・テーマである「リライズ」に加え、「STAND UP TO THE VICTORY 〜トゥ・ザ・ヴィクトリー〜」「ETERNAL WIND 〜ほほえみは光る風の中〜」といった歴代のガンダム主題歌のカヴァーが収録されている。
なんて訳知り顔で書いているけれど、実はガンダムって殆ど見たことがないから全然知らない曲だったりする。
その分、カヴァーというよりもスピラ・スピカの新曲として新鮮な気持ちで聴くことが出来る。
ちなみにスピラ・スピカのメジャー・デビュー・シングル「スタートダッシュ」は「「ガンダムビルドダイバーズ」のエンディング・テーマだったので、エンディングからオープニングに昇格したことになるのかな。
今回の「リライズ」、作詞は幹葉なのだが、作曲は鈴木静那という女性の方。
シングルの表題作がギタリストの寺西裕二作曲ではないのは今回が初。
なんでも既に出来上がっていた曲と、ガンダムのシナリオ等を読んだ寺西裕二のイメージがその既存の曲とピッタリと合致したので、それに幹葉が歌詞を付けて完成させたのだとか。
クレジットをみて一瞬「あ、オリジナルじゃないんだ」とちょっと意外だったのだけれど、上記のような経過があったのを知って納得……まぁ、オリジナル至上主義でもないしね。
ちなみに、前出の通り、残りの曲がカヴァーなので、今回作詞・作曲で楽曲の制作に携わったのは「リライズ」を作詞した幹葉だけ、ということになる。
「リライズ」は前出のように外部の作曲家の作品ではあるが、スピカ・スピラらしい前向きで元気いっぱいの楽曲で、僕のお気に入りの一曲でもある。
アニメの主題歌ということで、これを機にもっとスピラ・スピカが認知されて欲しいなぁと思う。
続く「STAND UP TO THE VICTORY 〜トゥ・ザ・ヴィクトリー〜」も勢いのよいロック・チューン。
カヴァーなのだけれど、幹葉のヴォーカルが登場すると、もはやスピラ・スピカのオリジナル。
MVを見るとベースのますだはピック弾きをしている。
ずっと指弾きだけの人だと思っていたので、「そうかジョン・ポール・ジョーンズと同じ両刀使いだったんだ」と変に感心。
時々ハイ・ポジションでチャチャをいれるプレイも健在で、僕の中では好きなベーシストの一人。
「ETERNAL WIND 〜ほほえみは光る風の中〜」もカヴァーで、調べてみたらオリジナルは森口博子とのこと。
実はこの曲が一番のお気に入り。
しっとりとしたバラードで、幹葉もいつもとは違った一面を聴かせてくれている。
そして何よりもMVが抜群に良い!
いつもはソバージュを軽くかけたヘアスタイルで、元気いっぱいのちょっといたずらっ子ぽい印象なのだけれど、このMVの彼女は髪の毛をストレートにして、まるで淑女のようにまばゆい光を放っている。
特に風で前髪がふわりと後退した時のおでこと眉毛と目と鼻と口元と頬とあごの先、要するに全てにもうノックアウト寸前。
元気いっぱいのキャッキャとした彼女も素晴らしいけれど、このMVで見せてくれるおしとやかな一面も素晴らしい。
まぁ、どっちにしてもMVラストの彼女のナレーションが流れてくると「あらあら、いつもの幹葉じゃん」と安心するやら「おいおい」と笑顔になるやら。
「いい曲ばっかりじゃー」の「じゃー」を聴くだけで幸せな気持ちになってしまう。
ちなみにヘア・スタイルでいえば「STAND UP TO THE VICTORY 〜トゥ・ザ・ヴィクトリー〜」のMVの時の、頭のてっぺんあたりでポニーテイルを結んでいる姿が一番好き(大昔の彼女がこれをしていたので……キュン)。
ということで今回のスピラ・スピカのシングル、大満足なのだけれど、唯一の不満があるとすると「なんでMVのDVD付にしてくれなかったんだろう」という点。
映像だけでもいつかまとめてリリースしてくれないだろうか。
リライズ/スピラ・スピカ
リライズ/幹葉おしゃべりver
STAND UP TO THE VICTORY 〜トゥ・ザ・ヴィクトリー〜/スピラ・スピカ
ETERNAL WIND〜ほほえみは光る風の中〜//スピラ・スピカ
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