10月23日
私たちが一番よく知っていること
「靴屋よ、なんじの本分をはみ出すな」・・・・・・下手に多くのことに手を出すよりも、一つのことを最大限にうまく行う方がよい。これが、この伝統の中心テーマだ。それに基づき、私たちの集まりは一つにまとまる。まさにこの原理を守ることで、この共同体の生命は保たれるのだ。
12のステップと12の伝統 203ページ
AAの存在は一体性にかかっている。もしグループが職安や治療施設や福祉事務所の役割を始めたら、一体どうなるだろう。専門性が消えて、労力の浪費になり、果ては、衰退の一途をたどることになる。私が持つ資格とは、自分の苦しみや私の回復の方法を、新しい人たちと共に分かち合うことであり、AAの唯一の目的に従ってこそ、ソブラエティという素晴らしい贈り物が安心して確保される。だから私の責任は非常に大きい。何百万人ものアルコホーリクの生命は、「まだ苦しんでいるアルコホーリクにメッセージを運ぶ」私の活動と非常に深く結びついている。
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「今日を新たに」 2004年5月31日 翻訳改訂版発行
AA日本ゼネラルサービスオフィス(JSO)発行
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10月23日
3つ目に挙げられることは、正直になる方法を学んだことだ。これは何という解放をもたらしたことだろうか! もう逃げも隠れもする必要がない。作り話も必要ない。嘘の中に自分をつくろう必要もない。私の持ち札はテーブルの上に明らかに置かれ、すべての人々がそれを見ることができる。漫画の中でポパイがよく言っていたように、“これが私なのだ。”
私は良い思い出とならない過去を持っている。残念だが事実なのだ。今さらそれを変えることはできない。すべては過ぎ去ったものであり、してしまったことなのだ。だが今私の人生は新しく開かれたと言えよう。もしあなたが望むなら、側に来てみるとよい。私は最善を尽くしている。時々失敗をするが、言い訳は言わない。ありのままに物事に直面し、逃げることはしない。
私は本当に正直か?
黙想
一つの逆説のように聞こえるかもしれないが、もし私たちが真の生命に生きようとするなら、目に見える物質の力より、見えないスピリチュアル(霊的)な力に、より大きな信頼を持たなければならない。究極の解明において、私たちが理解する以上に、この宇宙は賢さと、数学的な方式に満ちていると言えよう。一人の人間と、もう一人の人間の間に調和があるとすれば、それはスピリチュアルな力によるものである。このスピリチュアルな力を私たちは認めることができる。なぜなら目には見えないが、この調和がもたらす結果を見ることができるからだ。ある変えられた人生、新しい人格、これらは私たち人間の中でも、私たちを通して働いた目に見えないスピリチュアルな力の結果である。
祈り
目に見えない力を信じさせて下さい。目に見えない力の結果を公正に見、確信することができますように。
ホームカミング社 「一日二十四時間」より
※私の独り言※ 私たちの本分とは何でしょうか?それは、この伝統5に書かれているとおり、そしてそのほかのところにも書かれているように、「私たちの共通の目的」でしょう。その共通の目的とは、私たち自身がアルコホリズムから回復していくこと、そして他にもこの病気で苦しんでいる人たちを手助けしていくことでしょう。それ以外のこともうまくやれそうだから、と手を出すのを避けることでもあるでしょう。ときどき、一つの病気でうまくいったのだから、と他の病気で苦しんでいる人たちにも手を差し伸べようとする試みがあります。それはうまくいくかもしれませんが、私たちはAAという共同体としてそのような試みには手を出さない、それで私たちの一体性が崩れてしまうかもしれないから、とおおよそ合意ができているように思えるのです。
特に気をつけなければならないのは、オープン・ミーティングの場合だと思っています。AAは平等だから、とみんなを平等に扱うことがありますが、この平等というのはAAメンバーに限っての話と取る方がいいようです。なぜなら、私たちはどういうミーティングでもAAのミーティングだということを忘れてはならないからです。AAのミーティングでは、話はアルコホリズムに関することに限るようにする、という注意事項が読まれているはずです。読まれない場合も含めて、あらゆるAAミーティングはアルコホリズムに関するものです。そこで行われるのは、アルコホリズムについての経験と力と希望の分かち合いなのです。この本分を忘れない限り、AAのミーティングは私たちの分かち合いの場として働いてくれるのです。
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山口、AA宇部グループ Mike(マイク)
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