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2019年10月21日04:56

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ローマ8章

01 こういう訳で、今やキリスト・イエスにある者は罪に定められる事がない。
02 なぜなら、キリスト・イエスにある命の御霊の法則は、罪と死との法則から貴方を解放したからである。
03 律法が肉により無力になっている為に成し得なかった事を、神は成し遂げて下さった。即ち、御子を、罪の肉の様で罪の為に遣わし、肉において罪を罰せられたのである。
04 これは律法の要求が、肉によらず霊によって歩く私達において、満たされる為である。
05 なぜなら、肉に従う者は肉の事を思い、霊に従う者は霊の事を思うからである。
06 肉の思いは死であるが、霊の思いは、命と平安とである。
07 なぜなら、肉の思いは神に敵するからである。即ち、それは神の律法に従わず、否、従い得ないのである。
08 また、肉にある者は、神を喜ばせる事ができない。
09 しかし、神の御霊が貴方方の内に宿っているなら、貴方方は肉におるのではなく、霊におるのである。もし、キリストの霊を持たない人がいるなら、その人はキリストのものではない。
10 もし、キリストが貴方方の内におられるなら、体は罪の故に死んでいても、霊は義の故に生きているのである。
11 もし、イエスを死人の中から蘇らせた方の御霊が、貴方方の内に宿っているなら、キリスト・イエスを死人の中から蘇らせた方は、貴方方の内に宿っている御霊によって、貴方方の死ぬべき体をも、生かして下さるであろう。
12 それ故に、兄弟達よ。私達は、果すべき責任を負っている者であるが、肉に従って生きる責任を肉に対して負っているのではない。
13 なぜなら、もし、肉に従って生きるなら、貴方方は死ぬ外はないからである。しかし、霊によって体の働きを殺すなら、貴方方は生きるであろう。
14 全て神の御霊に導かれている者は、即ち、神の子である。
15 貴方方は再び恐れを抱かせる奴隷の霊を受けたのではなく、子たる身分を授ける霊を受けたのである。その霊によって、私達は「アバ、父よ」と呼ぶのである。
16 御霊自ら、私達の霊と共に、私達が神の子である事を証して下さる。
17 もし子であれば、相続人でもある。神の相続人であって、キリストと栄光を共にする為に苦難をも共にしている以上、キリストと共同の相続人なのである。
18 私は思う。今のこの時の苦しみは、やがて私達に現されようとする栄光に比べると、言うに足りない。
19 被造物は、実に、切なる思いで神の子達の出現を待ち望んでいる。
20 なぜなら、被造物が虚無に服したのは、自分の意志によるのではなく、服従させた方によるのであり、
21 且つ、被造物自身にも、滅びの縄目から解放されて、神の子達の栄光の自由に入る望みが残されているからである。
22 実に、被造物全体が、今に至るまで、共に呻き共に産みの苦しみを続けている事を、私達は知っている。
23 それだけではなく、御霊の最初の実を持っている私達自身も、心の内で呻きながら、子たる身分を授けられる事、即ち、体の贖われる事を待ち望んでいる。
24 私達は、この望みによって救われているのである。しかし、目に見える望みは望みではない。なぜなら、現に見ている事を、どうして、尚望む人があろうか。
25 もし、私達が見ない事を望むなら、私達は忍耐して、それを待ち望むのである。
26 御霊もまた同じように、弱い私を助けて下さる。なぜなら、私達はどう祈ったらよいかわからないが、御霊自ら、言葉に表せない切なる呻きをもって、私達の為に執り成して下さるからである。
27 そして、人の心を探り知る方は、御霊の思うところが何であるかを知っておられる。なぜなら、御霊は、聖徒の為に、神の御旨にかなう執り成しをして下さるからである。
28 神は、神を愛する者達、即ち、ご計画に従って召された者達と共に働いて、万事を益となるようにして下さる事を、私達は知っている。
29 神は予め知っておられる者達を、更に御子の形に似たものとしようとして、予め定めて下さった。それは、御子を多くの兄弟の中で長子とならせる為であった。
30 そして、予め定めた者達を更に召し、召した者達を更に義とし、義とした者達には、更に栄光を与えて下さったのである。
31 それでは、これらの事について、何と言おうか。もし、神が私達の味方であるなら、誰が私達に敵し得ようか。
32 御自身の御子をさえ惜しまないで、私達全ての者の為に死に渡された方が、どうして、御子のみならず万物をも賜わらない事があろうか。
33 誰が、神の選ばれた者達を訴えるのか。神は彼らを義とされるのである。
34 誰が、私達を罪に定めるのか。キリスト・イエスは、死んで、否、蘇って、神の右に座し、また、私達のために執り成して下さるのである。
35 誰が、キリストの愛から私達を離れさせるのか。患難か、苦悩か、迫害か、飢えか、裸か、危難か、剣か。
36 「私達は貴方の為に終日、死に定められており、ほふられる羊のように見られている」と書いてある通りである。
37 しかし、私達を愛して下さった方によって、私達は、これら全ての事において勝ち得て余りがある。
38 私は確信する。死も生も、天使も支配者も、現在のものも将来のものも、力あるものも、
39 高いものも深いものも、その他どんな被造物も、私達の主キリスト・イエスにおける神の愛から、私達を引き離す事はできないのである。
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