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2019年10月16日22:12

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ドゥーチュィムニー「分断社会かみ合わぬ議論 首相批判の投稿凍結、異論への攻撃先鋭化 「敵」「味方」線引き」

 【参院選あなたの声から】
 「安倍晋三首相の動画を批判的にツイートしてバズった(短期間で話題になること)ら、アカウントが凍結されました」。北九州市の自営業女性(36)が、こんな経験談を特命取材班に寄せた。インターネットを活用した選挙運動が解禁されて6年。選挙が身近になる一方、匿名性の高いネット空間では、意見が異なる人への攻撃が後を絶たない。女性は思う。「なぜこんなぎすぎすした社会になってしまったんだろう」‐。

 凍結されたのは6月、安倍首相とフランスのマクロン大統領の日仏共同記者会見を批判する動画のツイートだ。「ひたすら手元の原稿を読む『原稿の安倍』。そして誰も聞いていない」。「反安倍」の人が作成したと思われる動画をリツイート(転載)すると、一晩で700件超の「いいね」が付いたが、自身のアカウントは凍結された。

 差別的発言や脅迫など、ツイッター社の投稿ルールに違反したわけではない。投稿を快く思わない人からの「通報」が重なったのではないかと思っている。

 女性は、アベノミクスや米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の辺野古移設などで政府方針を批判するたびに「反日」などの言葉を浴びせられてきた。「ネットでは反権力的な人にカウンター(攻撃)を入れてくる『政府の監視員』がいる。安倍さんが言っていることをスピーカーのように拡散しているだけ」

 「ネトウヨ」(ネット右翼)、「パヨク」(左翼)。右派、左派は互いを蔑称で呼び、攻撃し合う。議論がかみ合うことはない。
      ■

 参院選公示を前に、自民党本部が所属国会議員に配った冊子が話題になった。立憲民主党の枝野幸男代表はよだれを垂らし、共産党の志位和夫委員長は犬の姿という侮辱的なイラスト。首相は精悍(せいかん)なリーダーとして描かれていた。

 首相は旧民主党政権を「悪夢」と繰り返す。演説では枝野代表を「民主党の」と言い間違え、「党名がコロコロ変わるから覚えきれない」と笑うのが定番だ。

 「敵」と「味方」を峻別(しゅんべつ)する首相。その姿勢は、社会にもじわりと浸透する。政治的中立であるはずの官僚、横畠裕介内閣法制局長官は今年3月、国会の行政監視の役割について問いただした野党議員に対し、「このような場で声を荒らげて発言するようなことまで含むとは考えていない」と野党の態度を皮肉った。
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