mixiユーザー(id:12410478)

2019年10月10日08:43

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即位の大礼の「政教分離」考

1 政教分離は、アメリカが主導したもの。。

万歳突撃により、酷い目に逢ったアメリカは、「天皇教」という一種の宗教の信者だと思ったからです

しかし、憲法が出来て、それが支持されています。

日本国憲法 第二〇条
一 信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力を行使してはならない。
三 国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない。
日本国憲法 第八九条
公金その他の公の財産は、宗教上の組織若しくは団体の使用、便宜若しくは維持のため、……これを支出し、又はその利用に供してはならない。

とあるから、
将来、宗教をバックボーンにした政党が政権を取り、礼拝を公立学校で強制したら、問題です。

ところが、同じ憲法に、
日本国憲法 第一条
一 天皇は,日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって,この地位は,主権の存する日本国民の総意に基づく。
とあります。
今のところ、「天皇を退位させよ」という意見はごく一部です。
これをどう解釈したらいいか。第二〇条の二と矛盾します。

2 天皇の宗教的行為が分からない。

神道は佛教と一体化しています。
だから、蔵王権現や三宝荒神については位置づけがしっかりとわかっています。

ところが、皇室で行われる神道がどういうものかわからないのです。
歴代の天皇を振り返ったも、書道や和歌の名手は多くいます。
しかし、神官として新境地を開いたの、新説を建てたのという人はいません。

そして、空海など国家神道の外側にいる人に帰依した例も多くあります。

だから、その神道が宗教的なものかそうでないか…は、分かりません。

戦前に、上智大の学生が神社への参拝を拒否するという事件を起こしました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8A%E6%99%BA%E5%A4%A7%E7%94%9F%E9%9D%96%E5%9B%BD%E7%A5%9E%E7%A4%BE%E5%8F%82%E6%8B%9D%E6%8B%92%E5%90%A6%E4%BA%8B%E4%BB%B6

おもしろいのが、カソリックが「祖国への義務である」としたことです。
つまり、カトリックは国家行事であり、宗教ではないという見方をしました。兵士として戦場に赴くなど、世俗の務めであるという解釈です。

当然、反対論もあります。
しかし、内実が分からない以上、議論はそれ以上進まないでしょう。


■共産、即位の礼を欠席へ=「政教分離と両立せず」
(時事通信社 - 10月09日 18:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=5819948

今日は、ノーベル賞について書こうと思いました。

しかし、あまりにも幼稚なナショナリズムが横溢するつぶやきに、嫌気がさしました。

ポイントは、共通一次以降の受賞者が、山中さんしかいないということです。

日本人は優秀だなどと浮かれていると、このアフォな受験システム(すなわち勉強システム)のお蔭で痛い目に逢うことになります。ちなみに、これからの新テストは、もっともっとひどくなります。

しかし、折角、吉野さんを祝っているその気持ちに水を指すのもナンですから、別の非に譲りたいと思います。
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