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2019年09月21日22:59

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謎の金属小惑星プシケはどうやってできたのか>太陽系が形成された当初に存在した「微惑星」と呼ばれる天体に、溶融した鉄とニッケルを噴き出す火山があったかも。噴火が石鉄隕石の形成過程を説明できるかも

太陽系が形成された当初に存在した「微惑星」と呼ばれる天体に、溶融した鉄とニッケルを噴き出す火山があったかもしれない。火山の噴火が、石鉄隕石の形成過程を説明できる可能性ももつ



プシューケー(古希: Ψυχή, Psȳchē)とは、ギリシア神話に登場する人間の娘の名で、この言葉は古代ギリシア語で心・魂・蝶を意味する。 日本語では、長母音を省略してプシュケ、または俗ラテン語読みでプシケーとも言う。児童向けの本では英語読みでサイキと表記される事もある。 アプレイウスのラテン小説「黄金のろば」の中の挿話として登場する。ラテン文学であるため、ウェヌス、クピードーといったローマ神話の神名が用いられているが、ギリシア神話の一編として紹介される場合、アプロディーテー、エロースとギリシア神話の神名に直されていることが多い。本項の説明においては原書のとおりローマ神話の名前で表記する。


目次 [非表示]
1 概要
2 ウェヌスの試練
3 参考文献
4 関連項目

概要[編集]



黄金の箱を開けるプシューケー。ジョン・W・ウォーターハウス画


ある国の3人の王女はいずれも美しく、中でも末のプシューケーの美しさは美の女神、ウェヌスへ捧げられるべき人々の敬意をも集めてしまうほどであった。人間の女に負けることなど思いもよらなかったウェヌスは、息子クピードーにその愛の弓矢を使ってプシューケーに卑しい男と恋をさせるよう命じる。悪戯好きのこの愛の神は喜んで母の命令に従うが、誤って自分をも傷つけプシューケーへの愛の虜となってしまう。 プシューケーに求婚者が現れないことを憂いた父母はアポロの神託を受けるが、その神託とは、「山の頂上に娘を置き、『全世界を飛び回り神々や冥府でさえも恐れる蝮のような悪人』(ラテン文学ではおなじみの恋の寓喩である)と結婚させよ」という恐ろしいものであった。悲しむ人々の中プシューケーは一人神託に従うことを決意し、山に運ばれる。

ゼピュロスがこの世のものとは思えない素晴らしい宮殿にプシューケーを運び、宮殿の中では見えない声が、この中のものはすべてプシューケーのものだといい、食事も音楽も何もかもが心地よく用意されていた。夫は夜になると寝所に現れるのみで姿を見ることはできなかった。宮殿での生活を楽しんでいたプシューケーだが、やがて家族が恋しくなり、渋る夫を泣き落として二人の姉を宮殿に招く。プシューケーの豪華な暮らしに嫉妬した姉達は、姿を見せない夫は実は大蛇でありプシューケーを太らせてから食うつもりであると説き、夫が寝ている隙に剃刀で殺すべきであるとけしかけた。


   【略】

傷の癒えたクピードーは昏倒している妻から冥府の眠りを取り去って箱に集め、ユーピテルにとりなしを頼む。ユーピテルはクピードーが良い女を見つけたら紹介することを条件にとりなしを了承する。ユーピテルはプシューケーに神の酒ネクタールを飲ませ神々の仲間入りをさせた。プシューケーはもう人間でないのだから身分違いの結婚ではないと説明され、ウェヌスもやっと納得した。かくて魂は愛を手に入れ、二人の間にはウォルプタース(「喜び」、「悦楽」の意)という名の子が生まれた。女神となったプシューケーが絵画に描かれるときには、蝶の翅を背中に生やした姿をとる例が多々見られる。

参考文献[編集]

『黄金のろば』(呉茂一訳,1956,岩波書店)

関連項目[編集]

ウィキメディア・コモンズには、プシューケーに関連するカテゴリがあります。
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プシケ (小惑星)
エロス (小惑星):最大のクレーター(5.5km)に「プシュケ」と命名されている。



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ギリシア神話
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー以上転載ーーー
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B1%E3%83%BC





プシケ (小惑星)


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


プシケ16 Psyche symbol.svg
16 Psyche

プシケの軌道。青がプシケ、 赤が惑星(一番外側の赤は木星)、 黒が太陽。

プシケの軌道。青がプシケ、
赤が惑星(一番外側の赤は木星)、
黒が太陽。



プシケ[1] (16 Psyche、英語読みでは/ˈsaɪkiː/ SY-kee; 「サイキ」とも、プシケはラテン語発音) は、太陽系の小惑星のひとつ。火星と木星の間の軌道を公転しており、小惑星帯の中では13番目に大きな天体である。

組成は純度の高い鉄とニッケルからなる金属であると推定されている。


目次 [非表示]
1 命名
2 探査
3 脚注
4 関連項目
5 外部リンク

命名[編集]

プシケは1852年にイタリアのアンニーバレ・デ・ガスパリスによって発見された。 この名前はギリシア神話に登場する女神(元人間)プシューケーに由来する。

探査[編集]

プシケは、鉄のコアがむき出しになったままの非常に珍しい小惑星だと考えられているため、太陽系初期の惑星形成プロセスを理解するうえで重要な知見が得られると考えられる。このため、2023年に打ち上げ予定のNASAの小惑星ミッションサイキ(英語版)において探査が計画されている [2][3]。

脚注[編集]

1.^ “小惑星日本語表記索引 : 1 - 50”. 日本惑星協会. 2019年3月9日閲覧。
2.^ “Strange Metal Asteroid Targeted in Far-Out NASA Mission Concept”. Space.com. (2014年1月15日) 2014年1月26日閲覧。
3.^ “【一部記述修正】NASA、新しい2つの小惑星探査計画を将来探査として選定”. 月探査情報ステーション (2017年1月5日). 2017年1月7日閲覧。

関連項目[編集]
小惑星の一覧 (1-1000)
エロス (小惑星)
クピド (小惑星)
アモール (小惑星)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー以上転載ーー
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%82%B7%E3%82%B1_(%E5%B0%8F%E6%83%91%E6%98%9F)


謎の金属小惑星プシケはどうやってできたのか、新理論が発表される


9/21(土) 9:10配信

ナショナル ジオグラフィック日本版







謎の金属小惑星プシケはどうやってできたのか、新理論が発表される


2026年に小惑星プシケに到着するNASAの小惑星探査機プシケの想像図。プシケは太陽系で最大の小惑星の1つ。(ILLUSTRATION BY NASA)


コアにある鉄とニッケルは、どのように小惑星の表面に染み出したのか

 火山は意外なところで、意外なものを生み出すようだ。このほど発表された理論では、太陽系が形成された当初に存在した「微惑星」と呼ばれる天体に、溶融した鉄とニッケルを噴き出す火山があったかもしれないというのだ。そして、こうした火山の噴火が、石鉄隕石(せきてついんせき)と呼ばれる、美しいが謎ばかりの隕石の形成過程を説明できる可能性ももつという。

ギャラリー:思わず息をのむ美しい流星 写真6点

 注目の理論は、天文学の専門誌「Nature Astronomy」に2019年9月16日付けで発表された。この理論モデルは、直径約280kmの小惑星「プシケ」の奇妙な特徴も説明できると期待されている。NASAは2022年に小惑星探査機プシケ(英語読みでは「サイキ」)を打ち上げ、探査機は2026年に小惑星に到着して、詳細な地図を作成する予定になっている。つまり、順調にいけば10年以内に検証できる。

 NASAのプシケ・ミッションの主任科学者である米アリゾナ州立大学の惑星科学者リンディー・エルキンズ=タントン氏は、「この研究が発表されて本当に良かったです。彼らが計算してくれなかったら、私たちが自分でやらなければならなかったですからね」と話す。

 論文の筆頭著者である米パデュー大学の惑星科学者ブランドン・ジョンソン氏は、「プシケ・ミッションには大いに期待しています。小惑星プシケを、夜空の光の点としてではなく、実在する物理的な天体として考えるのは楽しいことです」と言う。「プシケ・ミッションが何を発見するにしても、非常に興味深いものになるのは確実です」
.

金属光沢の正体

 プシケの表面をレーダーで測定した結果は、この小惑星が金属のような滑らかな光沢(金属光沢)があることを強く示唆している。科学者たちは、その光沢が、微惑星(誕生したばかりの太陽系内で多数形成された小さな天体)の中心部のコアが露出したものではないかと考えている。これまでの仮説では、誕生当初のプシケは鉄とニッケルからなるコアと岩石からなるマントルをもっていたが、初期の無秩序な太陽系の中でほかの微惑星と衝突を繰り返すうちにマントルを剥がされてしまったとされていた。

 しかし、2017年以降、プシケの体積に関する2つの研究から、この小惑星の密度が約4.2g/cm3で、中心まで鉄とニッケルの塊だった場合に予想される密度より約45%も低いことが明らかになっている。プシケが金属だけでできているなら、穴だらけでスカスカということになる。もう1つの可能性は、表面は金属からなるように見えても、岩石からなるマントルが残っているということだ。ただ、だとすれば、表面がコアに似るのはなぜなのかという疑問が残る。

 エルキンズ=タントン氏は、「岩石のみからなるにしては密度が高すぎ、金属のみからなるにしては密度が低すぎるのです」と言う。「いったい何なのでしょう?」

 発表された今回のモデルによれば、その正体は次のようなものになる。プシケの密度の説明は、今から数十億年前、小惑星が形成されてから最初の1000万〜1億年間にどのように冷却されたかによる、というのだ。鉄、ニッケル、硫黄の混合物からなるプシケのコアがまだ高温の液体だった頃、液体は外から徐々に冷えてゆき、中に向かって凝固していった。その際、コアの鉄とニッケルが結晶化して、冬に窓ガラスの表面に広がる霜の結晶のように、プシケの内部に広がっていったと考えられる。

 しかし、鉄とニッケルは、硫黄があると結晶化しない。このため、コアの金属が凝固してゆく際に、硫黄は溶けた金属のたまり場になった部分に集中していくことになる。硫黄が蓄積した部分は温度が下がっても液体のまま残る。純粋な鉄は1538℃で凝固するが、鉄と硫黄の混合物は、その割合によっては987℃でも液体のまま残る。

 ジョンソン氏らは、溶融金属のたまり場の大きさによっては、数気圧〜数十気圧の大きな圧力がかかると計算した。マントルの厚さが50km未満なら、歯磨き粉のチューブを押して中身を出すように、この圧力がコアにある溶融金属を押し出し、溶融金属はマントルを貫いて天体の表面に露出するだろう。火山の噴出物が上がってくる火道のようなものだ。

 研究チームはこの理論的過程を「フェロボルカニズム(ferrovolcanism、鉄火山活動)」と命名し、プシケの奇妙な外見と密度の説明に役立つと考えている。ジョンソン氏と、同僚のマイケル・ソリ氏、アレクサンダー・エバンズ氏は、岩石からなるマントルの厚さが25kmであれば、観測されたプシケの密度は自分たちの理論で説明できることに気づいた。プシケが岩石からなるマントルをもっているなら、小惑星の表面はコアから上昇してきた金属で覆われているのかもしれない。

「特に興味深いのは、プシケが鉄とニッケルの塊ではない、つまり、むき出しのコアではない可能性があることです」とジョンソン氏は言う。「私たちの理論が正しければ、プシケには厚さ数十kmのマントルがあるはずです」
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次ページは:宝石がちりばめられた隕石


謎の金属小惑星プシケはどうやってできたのか、新理論が発表される


9/21(土) 9:10配信

ナショナル ジオグラフィック日本版



宝石がちりばめられた隕石

 エルキンズ=タントン氏は、チームの研究を賞賛しながらも、彼らが言うような火山作用がどの程度の規模で起きていたかはわからないと注意する。とはいえ、レーダーによる観測データは、プシケの表面の大部分が金属からなることを示している。

「プシケは微惑星のコアで、岩石のほとんどが衝突によって、ただし不均一に削り取られたのかもしれません。あるいは、小さな破片の寄せ集めなのかもしれません。色々な可能性があるのです」と彼女は言う。「いずれにせよ、私たちが観測するものはつるつるしたボールのような単純な物体ではありません」

 ジョンソン氏らの理論は、謎の多い石鉄隕石の形成過程を説明できる点でも魅力的だ。石鉄隕石は、鉄とニッケルの基質中にカンラン石という茶色がかった緑色の結晶が埋め込まれた構造をしている。ときに、その結晶はペリドット(カンラン石のうち、透明で濃いオリーブ色をしたもの。宝石として珍重される)であることもある。カンラン石はマントル中で形成される。このため、これまで科学者たちは昔から石鉄隕石はマントルとコアの混合物で、はるか昔に太陽系内で起きた衝突によって宇宙に放り出された破片が地球に落ちてきたものだろうと考えている。ただ、その具体的な形成過程となると、まだ見解が一致していないのだ。

 ジョンソン氏は、「コアの物質をマントルと混合させるには、私たちのフェロボルカニズム理論の説明が自然だと思います」と話している。
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文=MICHAEL GRESHKO/訳=三枝小夜子


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ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー以上転載ーーー
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190921-00010000-nknatiogeo-sctch&p=2
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