いわゆる「左翼」が、反日だと誤解される理由。

要旨
１　日帝５０年と、今の日韓関係は切り離すべきだ。
２　判で押したような金太郎飴の意見になるのは、いわゆる「右」も「左」も同じである。意見とは言えない。単なる情緒である。
３　下手な嫌韓、擁韓は、巨大資本という共通の敵を見失うことになる。

いわゆる「左」
（何回か書きましたが、色分けには反対です。ですから、便宜上「左」とさせていただきます。ここでは、世間で言われている「左」の人。政党でいうと、立憲民主の左より、社会民主、共産などを指すとします）
の人は、鳩山由紀夫に代表されるように、日帝支配をことあげます・

それはわかります。
しかし、だからといって、韓国の対応が正しいということになりません。

私は日韓関係についての個々の問題に詳しいわけではありません。
だから、請求権にしても、従軍慰安婦にしてもさまざまな主張があり、そのどれが当を得ているのか、相当に勉強しないとわかりません。無窮會に決定的な史料があるらしいですが、専門外なので調べていません。
（先に触れた鳩山由紀夫氏が、かつて、従軍慰安婦が性奴隷なのか商売なのかを保留した上で、女性の人権を踏みにじり申し訳なかったと、神妙な表情で土下座したのは、確かに当を得た態度です。）

私も民間レベルの請求権や従軍慰安婦問題は、わからないから保留しますが、
それにしても、レーダー照射と条約締結後の慰安婦像建立の件は、韓国が悪いです。

そして、この対立は、両国とも大衆慰撫の手段になっています。

戦争を起すと支持率が上昇すると発見したのは、ナポレオン三世だそうですが、
近世以降の為政者は、同じことをやっています。

韓国は大卒も４０代で定年だという、極悪な、大金持ち支配の國。
日本も、派遣で若者をこき使い、三年でポイという酷い国です。

これこそが一番の問題です。

そこから目を逸らすため、ナポレオン三世のごとく、敵を作っているのが今の日韓の与党です。

…そもそも、意見というものが金太郎飴になるのは、大変おかしなことです。
たとえば、「右」の人の多数が、
尖閣…日本領、自衛隊…賛成、日米安保条約…賛成、天皇の元首化…賛成、安保法案…賛成、派遣社員…賛成、特定秘密保護法…賛成、国家戦略特別区域法…賛成
というのは、おかしいですね。そういう意見もあるでしょうが、変です。本来、とても奇妙な少数意見であるべきです。

たとえば、尖閣は、日清戦争の際に沖縄県に編入されました。知っていますか？　
仮に、サンフランシスコ平和条約は無効だといいたければ、アメリカと戦争になりますね。日米安保支持と矛盾します。
田中角栄と周恩来の「棚上げ」という談話がありますが、曖昧な表現ですし、条約ではありません。
決して単純な問題ではありません。

日米安保は隷米条約であり、自衛隊を国軍化することと矛盾しやしませんか？
安保は破棄する。その代り、自衛隊を国軍化し、自前で空母でも何でも作る…というなら、賛成はできませんが、理解はできます。

これでは、意見とは言えません。情緒です。

同様に、「左」の人が、韓国の問題行動について何も言わないのはおかしいです。これも情緒以外の何ものでもありません。
これでは、無党派層に支持の拡げようがありません。

私は、れいわ新選組を支持していますが、
その理由の一つは、
複雑な問題、わかっていない問題を情緒的に語ることをしないことです。

たとえば、ホームページは、国際関係や教育問題に付いて言及していません。
大きくなってから、どう変質するか見守りたいと思います。

※　論外の書き込みは粛々と消去します。



■韓国、日本に協定破棄通告＝軍事情報交換、中断へ
(時事通信社 - 08月23日 17:08)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=5759324