夏休みの宿題の中で特に嫌われている存在といえば、日記や読書感想文などの、『作文』が今、なっていますが子どもの(大人もですが)活字離れを考えれば当然かもしれません。文章を作るには読み手に伝わるよう、理解できるよう文章を組み立てる必要があり、そのためには文章を読む必要があるのですが、本を読まずゲームやスマホのアプリに熱中する活字離れの現実がある以上、大変な問題になっている気がします。
読書が苦手な子どもに難しい本を与えても、読み終えることはできません。やあらすじだけの感想文やネットの丸写しで終わらないためには、まず1冊読み終える必要があります。好きなもの、苦にならないものを自身で選ばせてあげて下さい。薄い本や短編集を選ばせてあげたら達成感から活字離れの解消にもなります。
1冊読み終えても、読み終わる頃には全て忘れていて、細部が思い出せないのも本を読み慣れていない今の子どもの特徴です。本を読みながら印象に残った場面や登場人物の感情など、簡単にでも良いのでメモを取らせてあげると書く時にこまりません。また原稿用紙に書く前に下書きをするのもコツです。先に大まかに考えて下書きして原稿用紙にメモを見ながら書かせると比較的上手く行くと思います。
書き出しとしては、まず簡単にあらすじを書くと最初に、話の全体図を紹介でき、読む側が分りやすくなります。
主人公の行動と考え方、自分ならどうするかなどを書き教訓を得られた所を書くと感情移入でき良い文章になります。
最後に全体を通しての感想を書いて下さい。読んだ結果、何か考えることがあったとか、得られたもの、考え方などを書くと良い作文になります。
これが出来ると文章力がつき作文そのものも、自分の思いを表現できる良い物が書けるようになっていきます。
感想文、作文が苦手な子でも作文・感想文が苦にならずに書ける方法を考えました。これを参考に感想文・作文を仕上げていただくと幸いです。
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