第４６７２話　　にじむ悪夢

今日は７４回目の終戦の日です。
さっき特攻隊員なのに特攻を拒否し続けてあくまで戦闘機による爆弾投下にこだわって戦ったパイロットの話を珍しく民放のゴールデンタイムで放送していました。
本来ならそういう戦い方が理想だったはずなのに、
指導者たちは決死の作戦をひっこめる勇気がなかったせいで、
戦い抜くことよりも、死ぬことに意味を持たせてしまったんですね。
そんな人たちの多くは戦後もお元気に過ごされたそうです。
こういう部分があの戦争を語る上でやる瀬ない部分なんですよ。
正当化するのもいいけど無責任な結末があったっていうのにも目を向けて欲しいです。
だから、あの戦争を否定しているんです。

どうも、ともんじょです。

なんだろう、体が痛い。
そうだ、岩を動かしたらだ。岩というより石か。
率直に言うと石垣の石が崩れて父親がそれに巻き込まれてけがをしたんです。
怪我自体は心配するほどのことじゃなかったので良いんですけど。
救急車を呼ぶことになったのが少し騒動になっちゃったかな。
石垣の石によろめいて手をかけて体重がかかった時に動いちゃったんですね。
病院から無事帰ってきた直後に人の通る場所だから石をどかさねばならなくってね。
使わなくなったスノーダンプに石をのっけて隅に追いやりました。
スノーダンプを石にのっけるって簡単に書いたけど、人生史上持ちあげたもので一番重いものでした。そんな数文字で書き記す行為じゃない。
そしてその後の隅に追いやるって書きましたけど。
石をのっけたスノーダンプを雪の無い砂利道を引っ張って移動させました。
背筋のすべてを使って引っ張って汗だくになってゼェーゼェー息を切らせて、
なんて長い５メートルだったことか。
父の怪我もそうだけど、石をどかすボクにもとんだ災難でした。