列車事故で死人が出た「三鷹事件」。
これをGHQは共産党の仕業と決めつけ、竹内景助含む国鉄リストラ反対の共産党員のしわざと決めつけた。
捕まったのは竹内含む10人ほど。ほかは共産党員だったが、実は竹内は共産党シンパであったが共産党員ではなかった。
共産党系弁護士が竹内のもとにやってきた。
「共産党員なら死刑だが、あなたは共産党員ではないので死刑になる事はない。せいぜい10年の懲役で済む。あなたが罪を認める事で仲間が助かるんです。そして服役中に共産党政府が樹立され、出所したらあなたは「英雄」として迎えられるんです」
竹内はこの言葉を信じて、自分がやったと自供した。
しかし判決は「死刑」。この判決後、くだんの共産党系弁護士は面会に来なくなった。
法廷で「あの供述は嘘だった」と言っても、誰も聞いてれくれなかった。
いつ殺されるかもしれない竹内は荒れた。自暴自棄なった。暴力的になった。
同じく収監されていた仲間はおろか、看守にも暴力を振るうようになった。
拘置所の壁に頭を叩きつけた。どれほど悔しかったか・・・
そのせいかどうか?竹内は記憶障害になり、最後は脳腫瘍で獄死した。
竹内に事故を起こす動機はない。解雇を承諾、退職金をもらっていたし、次の職場である消防署の面接も受けている。
竹内が無罪であることのアリバイ証言「犯行時刻に、風呂に入っていた」目撃証言もあった。
しかし時の国家権力は「レッド・パージ」を推進するGHQの意向もあり握りつぶされた。
戦争裁判もそうだが、アメリカによって無実の日本人が大勢殺された事を日本人は知るべきである。
■「三鷹事件」再審認めず=70年前の電車暴走−東京高裁
(時事通信社 - 07月31日 14:31)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=5729695
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