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2019年07月14日15:37
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燕岳〜大天井岳 R01 (2019) .07.13
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百名山を（北海道を残して）一通り登り終えて、二百、三百名山を意識する様になると、先ずは登って見たい日本アルプスの山が一つだけありました。それが北アルプスの表銀座縦走コースの初めに位置する燕岳だったのでした。ここは北アルプスの入門の山とされており、稜線上にある燕山荘は人気の高い山小屋であると聞き及んでいました。登山口にある中房温泉も魅力の一つですね。私にとっては、両親を連れて9年前に蝶ヶ岳と常念岳を縦走していたので、出来れば燕岳から大天井岳まで縦走したいと考えていました。しかし2連休の内、天気が良いのは初日だけだったので、どうしたものかと悩んでもいました。
いつもの様に、夜勤明けで余り寝られない儘に車で家を出たのは1時頃で、長野自動車道の安曇野ICまで、長野県道327号槍ヶ岳矢村線の隘路を10数km進んで、登山口の2km手前の路肩に5時過ぎに駐車すると、朝食を摂ってから5:55に車道を歩き始めました。登山口には既に人が溢れ返っており、本日が土曜日でしかも世間では月曜日を含む3連休であるという事実を思い知らされたのでした。登り始めた途端に人の列。団体の登山客も多くて、中には山のマナーに疎い方も居られて、次第に疎ましく思えて来た私は足を速めました。すると途中から筋肉痛に見舞われて騙し騙し歩く破目に。合戦小屋から先の、北アルプス3大急登と呼ばれる合戦尾根は如何ばかりかと期待していると、結局はそれまでの行程の方が急登だったと気付かされるオチ。漸く山の上に丸で要塞の様な燕山荘が見えて来た時にはほっとしたのでした。
燕山荘の前では屯する登山者が和やかな雰囲気を醸し出していて、梅雨の最中でありながらも好天に恵まれた事に感謝の念を覚えていました。ごつごつとした岩肌が特徴的な燕岳の山頂はここから30分程の行程で、9:20に登頂すると、少し雲が掛かってはいたものの槍ヶ岳がはっきりと望まれる事が嬉しく思いました。それでも何故だか感動が薄い様な妙な感覚があって…まあこれは時折ある事なのでそれほど気にもしていなかったのですが、燕山荘に戻って暫く休憩すると、今後の予定を模索していました。そして未だ時刻は早いので、このまま大天井岳までピストンして燕山荘に戻って来ようと心に決めたのでした。恐らく戻って来る頃には15時半位になっているので、念願の燕山荘で一泊して…しかし山荘の従業員に聞いた所によると、本日は大変な混み様が予測されるとの事で、正直迷っていました。明らかに今の私の症状は“人嫌い”だと思われたので。
�茵｜翹鴫浩瑤領�寄り湯前にて
�蕁々臉鑒�根から燕山荘を望む
�茵￣躬柿颪�ら燕岳を望む
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�茵￣躋抻劃困�ら燕山荘と槍ヶ岳を望む
�蕁￣躬柿�
燕山荘を後にすると、表銀座縦走コースと呼ばれる縦走路を行く登山者の姿は疎らになって、漸く静かな山行を楽しめる様になりました。蛙岩の辺りでは奇岩の間を通り抜けて、大下りの頭では余りの眺望の良さに足が止まり、縦走路の先に聳えている大天井岳に暫く見入っていました。その奥には槍・穂高連峰と右手には裏銀座縦走コースの山々が連なっていて、この絶景を目にしながら縦走できるのですから、“表銀座”という呼称も頷ける気がしました。やがて切通岩に差し掛かり、常念岳と槍ヶ岳の分岐に至ると常念岳方面へ。ここから大天荘までの登りは結構きつく感じられたのですが、大天荘からは大天井岳山頂は間近で12:45に登頂、丁度良い時間だったのでここで簡素な昼食としました。それにしても北アルプスの絶景を前にして食事だなんて贅沢の極みですね。
�茵‖膕爾蠅瞭�から大天井岳を望む
�蕁‖臈薫羈戮帆筌�岳
�茵‖臈薫羈抻劃困�ら槍・穂高連峰を望む
�蕁‖臈薫羈抻劃困�ら鷲羽岳、水晶岳方面を望む
�茵‖臈薫羈抻劃困�ら燕岳を望む
�蕁‖臈形�
帰途に就く頃になると行き違う登山者が増えて来ました。思いの外、身体は疲れ切っていたので少しの登りでもきつく感じられます。それならばと歩調を緩めて、寧ろ周りの景色や高山植物を楽しむ事にしました。気持ちに余裕があったからこそ、白いコマクサにも出会えたのだと思います。遠景の北アルプスの山々には厚い雲が掛かり始めましたが、前方に聳える燕岳には雲は掛からず、次第に近付いて来る姿に見入っていました。15:55に燕山荘に戻って来ると、ベンチには人が溢れていて安堵した雰囲気に包まれていました。私もベンチに座って最後の飲料であるC.C.レモンを飲み干すと、泊まろうかとの迷いもありましたが、明日の天気が微妙だったのでやはり下りる事にしたのでした。
�茵＼敖夢笋班酋篋遜珍�コース
�蕁￣躋戮罰心�
�茵￣躋戮髪躬柿�
�蕁￣躬柿颪離謄鵐半�
�茵．灰泪�サ（駒草）
�蕁’鬚ぅ灰泪�サ
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�蕁．魯�サンシャクナゲ（白山石楠花）
下山中も続々と登って来る登山者に、今日の燕山荘の混雑振りは相当なものだろうと思われました。少し雨が降り出した中を、漸く中房温泉の立寄り湯まで下りて来たものの既に閉店、中房温泉で一泊する望みもあったのですが、今日は満室との事で仕方なく駐車した所まで18:25に戻って来ました。後は何処でも良いので風呂に入って、ゆっくりと家路に就きたいと思います。で結局…寝不足の上に大雨となったので、仮眠を挟みながら朝方の5時に帰宅しました。
燕岳 R02 (2020) .10.27
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いつもの様に、夜勤明けで余り寝られない儘に車で家を出たのは1時頃で、長野自動車道の安曇野ICまで、長野県道327号槍ヶ岳矢村線の隘路を10数km進んで、登山口の2km手前の路肩に5時過ぎに駐車すると、朝食を摂ってから5:55に車道を歩き始めました。登山口には既に人が溢れ返っており、本日が土曜日でしかも世間では月曜日を含む3連休であるという事実を思い知らされたのでした。登り始めた途端に人の列。団体の登山客も多くて、中には山のマナーに疎い方も居られて、次第に疎ましく思えて来た私は足を速めました。すると途中から筋肉痛に見舞われて騙し騙し歩く破目に。合戦小屋から先の、北アルプス3大急登と呼ばれる合戦尾根は如何ばかりかと期待していると、結局はそれまでの行程の方が急登だったと気付かされるオチ。漸く山の上に丸で要塞の様な燕山荘が見えて来た時にはほっとしたのでした。
燕山荘の前では屯する登山者が和やかな雰囲気を醸し出していて、梅雨の最中でありながらも好天に恵まれた事に感謝の念を覚えていました。ごつごつとした岩肌が特徴的な燕岳の山頂はここから30分程の行程で、9:20に登頂すると、少し雲が掛かってはいたものの槍ヶ岳がはっきりと望まれる事が嬉しく思いました。それでも何故だか感動が薄い様な妙な感覚があって…まあこれは時折ある事なのでそれほど気にもしていなかったのですが、燕山荘に戻って暫く休憩すると、今後の予定を模索していました。そして未だ時刻は早いので、このまま大天井岳までピストンして燕山荘に戻って来ようと心に決めたのでした。恐らく戻って来る頃には15時半位になっているので、念願の燕山荘で一泊して…しかし山荘の従業員に聞いた所によると、本日は大変な混み様が予測されるとの事で、正直迷っていました。明らかに今の私の症状は“人嫌い”だと思われたので。
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�茵￣躬柿颪�ら燕岳を望む
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燕山荘を後にすると、表銀座縦走コースと呼ばれる縦走路を行く登山者の姿は疎らになって、漸く静かな山行を楽しめる様になりました。蛙岩の辺りでは奇岩の間を通り抜けて、大下りの頭では余りの眺望の良さに足が止まり、縦走路の先に聳えている大天井岳に暫く見入っていました。その奥には槍・穂高連峰と右手には裏銀座縦走コースの山々が連なっていて、この絶景を目にしながら縦走できるのですから、“表銀座”という呼称も頷ける気がしました。やがて切通岩に差し掛かり、常念岳と槍ヶ岳の分岐に至ると常念岳方面へ。ここから大天荘までの登りは結構きつく感じられたのですが、大天荘からは大天井岳山頂は間近で12:45に登頂、丁度良い時間だったのでここで簡素な昼食としました。それにしても北アルプスの絶景を前にして食事だなんて贅沢の極みですね。
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�茵‖臈薫羈抻劃困�ら槍・穂高連峰を望む
�蕁‖臈薫羈抻劃困�ら鷲羽岳、水晶岳方面を望む
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帰途に就く頃になると行き違う登山者が増えて来ました。思いの外、身体は疲れ切っていたので少しの登りでもきつく感じられます。それならばと歩調を緩めて、寧ろ周りの景色や高山植物を楽しむ事にしました。気持ちに余裕があったからこそ、白いコマクサにも出会えたのだと思います。遠景の北アルプスの山々には厚い雲が掛かり始めましたが、前方に聳える燕岳には雲は掛からず、次第に近付いて来る姿に見入っていました。15:55に燕山荘に戻って来ると、ベンチには人が溢れていて安堵した雰囲気に包まれていました。私もベンチに座って最後の飲料であるC.C.レモンを飲み干すと、泊まろうかとの迷いもありましたが、明日の天気が微妙だったのでやはり下りる事にしたのでした。
�茵＼敖夢笋班酋篋遜珍�コース
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�茵．灰泪�サ（駒草）
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�蕁．魯�サンシャクナゲ（白山石楠花）
下山中も続々と登って来る登山者に、今日の燕山荘の混雑振りは相当なものだろうと思われました。少し雨が降り出した中を、漸く中房温泉の立寄り湯まで下りて来たものの既に閉店、中房温泉で一泊する望みもあったのですが、今日は満室との事で仕方なく駐車した所まで18:25に戻って来ました。後は何処でも良いので風呂に入って、ゆっくりと家路に就きたいと思います。で結局…寝不足の上に大雨となったので、仮眠を挟みながら朝方の5時に帰宅しました。
燕岳 R02 (2020) .10.27
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