mixiユーザー(id:17119814)

2019年07月14日07:24

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主流経済学

新古典派経済学が主張し、これまでそれが正しいとされてきた理論が否定された。その国
が日本。日本ではバブル崩壊後、増加する社会保障費に対して税収が不足するようになり
いわゆる赤字国債を発行するようになった。1980年代末に200兆円程度だった国債
発行残高は現在1100兆円にまでなっている

通常ならクラウディングアウトが起き、金利が上昇するはずである。しかし実際には全く
逆で1980年代末には5%以上あった金利は今ではほぼゼロである。新古典派の理論は
完全に否定された。つまり間違いだったわけである

なぜ間違ったか?というと簡単で、そもそもカネが創り出される仕組みである信用創造の
段階で間違っていたからだ。根本が違うのだからそこから導き出される多種の理論も多く
が間違いであってもなんら不思議じゃない。というよりそうならないほうが不思議だ

ニューケインジアンもマネー創造の部分は新古典派に準拠しているから、こっちも受ける
ダメージは同じである。現在まで主流経済学とされてきた新古典派とニューケインジアン
の2つが実は間違っていたという事実が突きつけられている

まあだけどね。経済学者のほぼ全ては一生懸命主流経済学を学んできたわけよ。苦労して
努力してやっと掴んだ学者としての地位と名声だわ。それを今さら貴方の学んできたもの
はウソでしたって言われて引き下がれますか?人間ってそんな潔い生き物じゃないよね

というわけで経済学者の多くがMMTを始めとするポストケインジアンを批判する。必死
の抵抗である。まあこういう構図は経済学だけじゃなくどんな学問にもあるよね

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