のんびり避難小屋泊まりの山旅　赤兎山〜大長山

田植えが終わり、畑仕事も一段落。
どこか山に行こうと考えていると、相方も行きたそうだ。
以前親が住んでいた離れには３月末から若い夫婦が住んでいる。
鶏、犬、苗の世話を頼んで、久しぶりに二人でゆっくり山に行くことにした。

私は晴れ女。
相方はガス男。
さて、どんなお天気になるのかしら？

５月３１日

下道を主に使って福井まで行く。
今庄は昔の宿場町だ。
古い家並みが立ち並んでいる。








名物？らしいコロッケを食べたり、古民家でそばを食べる。
観光気分だ。






赤兎岳登山口に着いたのは夕方の４時過ぎ。
ここから避難小屋までは２時間ほどだ。
日の長いこの時期だからこその時間だ。

今庄にいた時に降り始めた雨は小雨になっていた。
久しぶりにカッパを着て歩く。
まあたまにはカッパも着ないとねえ〜〜〜

サンカヨウが咲いている。
雨に濡れると、花びらが透き通ってガラス細工のようだ。
晴れ女の私にはなかなか見られない。
ここは相方に感謝。



赤兎山に着く。
ここの池塘がある雰囲気が好きだ。




赤兎避難小屋が見えてくる。
以前来たときはバックに白山が大きくそびえていて素晴らしいロケーションに立っている小屋だった。
今日は残念なお天気だが仕方がない。
今日はガス男の相方の勝ちということだ。



避難小屋は貸切だった。
今庄で買った厚揚げを焼いて食べる。





避難小屋ならではのゆっくりした時間が流れて行った。

６月１日

残念ながらまだ白山には雲がかかっていた。
雲の上からの朝日を眺める。




晴れることを期待して小屋を出る。




赤兎山に登る。
晴れてきたが、まだ白山は雲の中だった。



大長山に向かう。
白山の雲も段々取れてくる。




気持ちのいい雨上がりの山歩きだ。






大長山に着く。



山頂からは白山は見えづらい。
その先から話し声が聞こえてきた。
３人組がやってくる。
「少し先に見晴らしがいい場所がありますよ。」

ちょっと行くと白山の展望が素晴らしい場所があった。



ゆっくりお昼にする。
白山は登っても眺めても素晴らしい山。
大好きだ。

「山でこんなに晴れたのは珍しいよ。」
ガス男が言う。
「昨日みたいに山で降られることなんて珍しいわ。」
晴れ女が言う。



二人で避難小屋に泊まったからこそ、変化のある山の天気を楽しめた。
晴れたこの日のサンカヨウの花びらは白かった。