カラーボックスという1千円くらいの収納棚がありましたね。
あの構造が典型的なフラッシュ構造と言うそうです。
「フラッシュ構造」とは…
こうやって断面図を見ると「中身がスカスカ」な構造ってことになるわけです。
そんなわけで、このフラッシュ構造の板は叩くと「ボンボン」「ボットン」と大きな音がするのでタイコ家具などとも呼ばれていんですね〜。
なんか「中身がない」というと良くない感じがするかもしれません(笑)
でも、このフラッシュ構造によって
「板を軽くすることができる」というのが最大のメリットなんですね。
それに、板が反ってしまうことも防ぐことができるのです。
そんなわけで家具には広く使われている構造の板なんですよ♪
お値段どおりニトリさんあたりが多用されていますね。自分で組み立てる家具はだいたいこれで平蔵も使っています。
ただ、CD棚は重みで棚板がしなってきて、3年ももちませんでした(T_T)。
事務机も普通に買ってしまうとこの「フラッシュ構造」になります。
持ちが悪いに決まっているのと、お値段どおりニトリなど家具屋のあきんどは信用していませんので、神輿を作っている富山刑務所から紹介いただいて、四国の刑務所で無垢板から作ってもらいました。
四半世紀使っています。痛みも出ないで良い買い物でした。
表面も問題で、メラミン化粧板などが貼られています。
これがガムテープがくっついて離れるときにその表面が剥がれたり、水が溢れると吸って、表面が凸凹などご経験がありませんか。
ジャパネットたかたがサービスで付けてくるテレビ台もほぼこのフラッシュ構造。
ここにスピーカーを置いても(T_T)?
当然オーディオには最悪なのは説明も要りませんね。
オーディオラックで音なんか変わらない!という御仁。
ならオーディオなんか何でもよくて、バカ高いオーディオ専用メーカーのアンプらを買ったり、HOで昭和のくたびれ果てたオーディオを探さなくてもこんな中華デジアンでいいのでは?
lepy
3千円であとはPCとスピーカーがあれば音が出ます。
もしオーディオの音質を大切に、アンプら機器の性能を十分に発揮されたいのであれば、せめて積層合板は使っていただきたいです。
オーディオラックの役割は、床からの振動をオーディオ機器に伝えない。
オーディオ機器が発生させた振動(トランスら常に振動しています)を他に伝えない。
ということからすると、さらに棚板をピンポイントベースで点接触にするのもオススメです。
例えば、使っているコプラーレ社のラック。
足もピンポイントなら、棚板もするどいポイントで点接触で置かれています。
もう一つ使っているフィニッテエレメント社のラックの棚は横からの点接触&レゾナンスも解析されて作られています。
http://www.axiss.co.jp/brand/finite-elemente/pagode-aps-rack/
自作なら、リアルオーディオ友のMyuさんは、TAOC社のオーディオボードそのものを棚板として自作されています。
単発の御影石板らは、重いのとそれそのもののレゾナンスが音に乗りやすいから、個人的には使いたくない部材です。
ただこれも異種部材との組み合わせで望外の効果が上がるかもしれません。
間にフェルトシートとか鉛シートを挟むなどが考えられます。
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