時々、手作り市に出ています。
自作の編み物作品を販売しているのですが、売るだけじゃなくて、いろいろな人の作品を見たり、お話をするのも楽しみのひとつです。
で、少し前、そんななかであったある人の話。
そこは月に一度定期的に開催されている小規模な市で、長く定期的に出ている人もいて、出展者が結構顔見知りになったりします。
かといって常連参加者で固まってるというわけでもなく、初参加の人、時たま参加する人いろいろで、開催場所も屋内(しかも、古民家を改装した施設)なので、過ごしやすいので、不定期に参加してるイベントです。
そこで3月に参加した時のこと。
私の隣が二度目の参加で皮細工のアクセを売っている人、正面には初参加の人がいました(仮名:お初さん)
で、そのお初さん、そこは初参加でしたが、普段いろいろなイベに出てるみたいで、手作り市の情報は詳しいんです。
で、その時は、あまりお客さんが来なかったこともあって、退屈してるんだかなんだか、隣の人や私にいろいろ話しかけてきて、それは良いんですが、内容が…
どこでいくら売れたとか、数字の話しばっかりなんです。
私の作品を見ても
「作るのに何時間かかりますか?原価はいくらですか?」
とか言われて、私、そんなこと考えたことが無い^_^;
アミモナーなんで糸が溜まってるし、暇な空き時間に作ってるから、それを気に入ってくれる人がいれば、まあ良いかな、位の気持ちでいるので。
隣の人にも似たようなことを聞いてて。
なんか、そのお初さんは普段、仕事のある日でも一日一時間を製作に当てると決めていて、参加するイベントも家から一時間半までの距離なら行くとか。
イベントによっては机や椅子は参加費込みの所と、レンタルで別料金のところがあるんだけど、レンタルの場合、もったいないから折りたたみテーブル持って電車に乗っていすは借りないで一日立ってるとか。
キツソー^_^;
私は参加するイベントも、近くて行きやすいところがいいな程度です。
で、その日はお客さんが少なくて、ぶっちゃけ売れなかったんですが、まあ、そんな日もあるし、暇だから他のスペースゆっくり見れるから私は楽しかったんですが、そのお初さんは、なんか、じれてるというのが伝わってきて。
で、その参加者で手刺繍をしている人がいて、一面に刺繍のステキなスカートを二着だしていたんです。
私、それすごく欲しくなってしまって、でも、お客さんで買いたい人がいたら悪いんでと我慢していたんですが、一着はすぐ売れていたけど、もう一着が夕方4時過ぎても残っていたので、もう大丈夫かな?と買ったんですね。
したら、それ見て、お初さんが隣の皮アクセの人に
「ここって、お互いに買い合うところなの?」とか言ってるのが聞こえちゃって。
なんか、モニョった気分になったんだよねえ、別にお付き合いじゃなくて、私は本当にそのスカートが欲しかったのに。
まあ、イベントに出る理由や動機は人それぞれだし、気にするほうが心が狭いんだけど、なんか、その人のことが引っかかってて。
で、今回、同じイベに出たら、実はそのお初さん、結構、顰蹙な人だったみたい^_^;
なんか、ある参加者の人とイベントで知り合ったらしいけど、
「あの人、お金のことばっかり言ってたでしょ」
と苦笑いしていた。
確かに。
なにより、私、その人の印象が「お金の話ばっかり」で、どんなものを売っていたのか、作品の印象が皆無なの。
なんか、アクセサリーだったなあ、程度で。
皮アクセの人が言うには、同じパターンで一度に何個も作れるもの薄利多売で考えてるみたいで、とにかく、早く作れるものに拘ってるみたいと言ってたけど。
でも「早く、簡単に、量産できる」だったら、最終的に100均にならないか、いや、100均は言い過ぎにしても、それって手作りの意味があるんだろうか?
手作り市が面白いのは、その作家さんの感性とかこだわりとかセンスとかが見えるからであって、だからこそ素人の作品を買うわけじゃないのかなあ?
普段、コールセンターで働いてるらしくて、その日給より多く売り上げたいとか、副業にしたいとか。
でも、そういう目的なら、手作り市なんて売れるか売れないか解らないところに出るより、確実にお金になるバイトをしたほうが効率よいと思う。
今、ちょっとしたハンクラブームらしいから、手先がちょっと器用な人は、勘違いしちゃうんだろうか?
お金が目的だと辛い気がすると、余計なお世話のおばさんでした。
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