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2019年05月17日18:42

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幻冬舎の出版取り消し騒動 のメモ

幻冬舎の見城徹社長、実売部数のツイート削除し謝罪
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=8&from=diary&id=5623348

幻冬舎から作品を出していて、今年春にその文庫版を出す予定だった作家・津原泰水が、幻冬舎から出版されてヒットになっていた百田尚樹の「日本国紀」をツイッター上で批判。

幻冬舎側が 批判ツイートを控えるように求めたものの、折り合いがつかず、幻冬舎からの文庫版の出版は取り消し。代わりに、ハヤカワに権利が譲渡されて、6月にハヤカワ文庫から出版ということで話がつく。

今週に入ってから勃発した 百田と幻冬舎社長・見城徹による佐藤浩市批判騒動に乗じる形で、突如として津原が出版取り消しの経緯を暴露。百田と見城を批判。

ハヤカワからの出版を目前にして 話を蒸し返した津原を、「自分の作品の宣伝目的ではないか」と考えた見城は強く反発。これまでの津原の作品の実売数を暴露して、「もともと津原の作品は売れていなかったので、日本国紀批判がなかったとしても、文庫化には疑問を持っていた」とイヤミ。

しかし、暗黙の了解として、公表しないことになっていた実売数を出してしまったことから、多くの作家が見城に反発。見城が謝罪して、当該の投稿を取り消すことになった…という感じだろうか。


作家には言論の自由はあるし、会社にも人を選ぶ権利はあるわけで、スンナリとハヤカワに移籍できたのだから、もうそれでいいのではないか…と思うのだけれども、津原は それだけでは気が済まなかったのだろう。

見城は 津原の宣伝目的を疑ったみたいだし、実際そういう側面もゼロではなかっただろう。しかし、日本国紀の内容がアレなのは紛れなもない事実なわけで、やはり津原にしてみれば「アレをアレと言っただけなのに、なんで俺が追い出されなければいけないのか」というのが大きかったような気がしてならない。アレだと思っていた作品のせいで追い出されるとか、作家としてはかなり屈辱だろうと。

もっとも、そのアレがベストセラーなのが今の世の中なのだから、百田を残して、津原を切った幻冬舎の判断は、企業としては正しいのだろうなと思う。
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