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2019年05月17日03:05

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5月17日

大日本製薬がサリドマイド系睡眠薬の出荷を自発的に停止。前年11月に奇形児出産の恐れがあると指摘されたがこの前日まで出荷を続ける:昭和37年のこの日。サリドマイド(thalidomide)とは、非バルビツール酸系の化合物で、催眠作用と催奇形性を持ち、抗多発性骨髄腫薬、ハンセン病の2型らい反応の治療薬としても知られる。海外で昭和32年にコンテルガン、日本では睡眠薬イソミン(昭和33年発売)やすぐ後の胃腸薬プロバンMとして販売されたが、催奇形が判明し世界規模の薬害サリドマイド禍を引き起こし、日本では昭和37年9月に販売停止された。妊婦が服用した場合に、サリドマイド胎芽症の新生児が生まれたためである。昭和40年にはサリドマイドがらい性結節性紅斑に一時抑制効果が確かめられた。サリドマイド事件から 40年後の平成10年、アメリカ食品医薬品局(FDA)は、らいに対して使用を承認した。また平成11年には多発性骨髄腫(骨髄がん)への臨床試験が行われ、日本でも平成20年サレドカプセルの商品名で再承認された。日本では使用にあたって「サリドマイド製剤安全管理手順」の遵守が求められる。(出典:今日は何の日、Wikipedia)画像は、「A chemical image of Thalidomide」。
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