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2019年04月16日06:08

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周りを同じ遊びへ引き込む清志郎さんです!

■周りを同じ遊びへ引き込む清志郎さんです!

清志郎さんは周りの人を引き付ける不思議な力を持っています。ゆずの北川くんは鎌倉あたりのコンサートはもちろん、地方のホールにまで見に来ていましたし、俳優の竹中直人さんは野音のステージ裏には必ずいました。

大竹しのぶさんは、ステージをご一緒してからロックンロール研究所の打ち上げでも見かけるようになりました。清志郎さんと一緒にロードバイクで走りたい、ロードバイクがほしいと、深夜の2時ごろに清志郎さんが電話をかけて来ました。

身長は160cmくらいの女優さんなんだけど、スポーツバイクがほしいと言っているんだ、つくばのマツナガでぴったりのを作ってあげてくれないかな、お休みの日に行くって言ってるよ。ということでアンカーのカーボンロードバイクやヘルメットやバイクウエアを買いにきました。

ショップ内で着替えて、北部工業団地のコースで、ロードバイクの走り方のレクチャーを受けて、真っ直ぐ走る基本的な視線の運び方、ボトルの水を飲むための片手離し運転、コーナーリングの行きたい方向を見て、先へ先へと視野の中心を移していく目の運び方、小鳥を握るような優しいブレーキングなどを、一緒に数時間トレーニングしました。

大竹さんは、子供の頃から木登りが大好きだったり、お転婆だったというとおり、片手運転も安定していて、すぐにバイクボトルを持って飲む真似をしていました。身のこなしが素早くて安定していて、運動神経のいい人でした。

さすがに大物女優さんで、一緒に走ったみんなが特別に呼ばれて集まったサポートメンバーだと知って、「皆さんの大切な時間を私のために使わせてしまってごめんなさいね、ありがとう」言い残し、個人事務所の女性マネージャーが運転する白いベンツに乗り込んで、ホテルオークラでシャワーを浴びて着替えて、いまるちゃんとの夕食会に間に合うように東京へ帰って行ったのが印象的でした。これじゃ、誰もが気遣いのできるいい人だとおもうよね〜。さすがの貫禄でした。

清志郎さんは、子供の頃のお山の大将みたいに、大将がやりたい鬼ごっこに周りを引き込んで、夢中になって遊んでいるというような感じだったでしょうか。マネージャー、事務所のスタッフ、ミュージシャン、俳優さんなどにロードバイクを勧めてサイクリングを浸透させていました。

テレビ業界のディレクターさんで、もっとも信頼していたのが、ツールド奥の細道という1時間を越える、ただ清志郎さんが松尾芭蕉のたどった道をロードバイクで走って、土地の人と出会うドキュメンタリー風の番組を作った人です。

そのNHKの番組の撮影に入る前に、デローザのカーボンバイクを買い込みました。新葛飾橋を一緒にスタートして、直後に6号線でコロリと転倒するシーンがあります。その人がNディレクターです。当時の清志郎さんの脚は、1日に200km近くを走りましたから、ロードバイクを初めてに近い人が、一緒に走ろうというのは無謀だったかもしれません。

でも、清志郎さんは、無謀だろうと、ロードバイクを手に入れて来て、同じ遊びにチャレンジする姿勢に、面白いやつと思ったのだと思います。その撮影1日目になぜかコンビニで会って、日光まで一緒に走ることになるのが、清志郎さんにプロジェクトMのオーダーを受けていた、スポーツバイクつくばマツナガの松永店長と、店長のお嫁さんになる前の森みちこさんでした。

平坦コースでは、実業団ロードチームにいたこともある松永店長が先頭を引き続けていました。いいスピードで日光の杉並木の登り口までリードして来ました。かなり暗くなって来ました。その入り口まで粘っていたNディレクターがロケバスに回収され、一治、清志郎、みちこの順で走っていましたが、日光の上り坂に入って一治が力尽き、みちこ、清志郎、一治の順に入れ替わりました。

その時の3人の走る状況を作詞作曲して、ロックンロール研究所のプライベートスタジオで録音して、CDに焼いてラベルまで作ってくれて、筑波ハムのレストラン兼イベントスペースでやった、2人の結婚式に間に合わせてプレゼントしてくれました。

「真冬のサイクリング」という楽曲でした。ハワイで開催されているホノルルセンチュリーライドに参加した時に立ち寄って、オーダーしてきたカマカの複弦のウクレレで演奏、女性ボーカルとのデュエットでした。

日光の杉並木の上り坂でみちこさんにちぎられて走る情景を歌い込んで、「みちこさ〜ん」、「かずはるさ〜ん」という呼びかけの台詞入りのラブソングになっています。14歳年下のお嫁さんをもらう松永店長を応援する内容でした。清志郎さんに1曲作ってもらうなんて素晴らしすぎる。

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