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2019年03月10日08:27

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骨盤臓器脱 中高年女性に増加 

出産後、尿漏れ(くしゃみや何かの拍子に尿が漏れる)、残尿感、残便感、便秘、下腹部に違和感、要注意です。

特に最近は仕事で座りっぱなしの姿勢が多く骨盤底筋に負担をかけ、骨盤底筋の働きが弱くなっています。

当院に骨盤臓器脱の70歳代の女性から
「医師からは手術と言われたのですが何とかなりますか。手術でメッシュを入れて臓器が落ちないように塞ぐようにする・・・何か完全に女性じゃなくなるような気がして。」 と相談を受けました。


原因

骨盤臓器を支えている筋腱軟部組織の損傷です。
まずはじめは出産により骨盤底筋(骨盤底筋は排泄以外は常に緊張状態)がゆるむことが多いといわれている。それに肥満や便秘などの慢性的に骨盤底筋に負担がかかるような状態になると骨盤底筋がさらにゆるむ。閉経により女性ホルモンの低下も骨盤底筋のゆるみの原因となる。


経腟分娩により、仙骨子宮靭帯(仙骨の3番から子宮頚部を支持している靭帯)の損傷による過伸展、骨盤内臓器を下で支えている骨盤底筋の筋膜の損傷、陰部神経の損傷により徐々に筋肉や靭帯は強度を失っていく。それに肥満や便秘、咳、など腹圧の上昇や椅子に座りっぱなしの姿勢で骨盤底筋に負担がかかるような状態になると骨盤底筋が更にゆるむ。閉経により女性ホルモン(エストロゲン)の欠乏にによる筋肉組織の萎縮、線維組織の弛緩がかかって進行し下垂が起こってくる。出産未経験の女性でも肥満や便秘、椅子に座りっぱなしなどの慢性的に骨盤底筋に負担がかかるような状態や閉経による女性ホルモンの低下により骨盤底筋がゆるみ下垂が起こる。

妊娠中から骨盤底筋運動を無理なく行う事によって「出産がそんなにきつくない」という話も聞きます。

股間に違和感、不快感
 女性の骨盤では、骨盤底筋と呼ばれる筋肉で膀胱、子宮、直腸などがハンモックのように支えられている。これらの臓器が通常の位置よりも下がる下垂、膣(ちつ)から体外に出てくるのが骨盤臓器脱だ。

出産、便秘、閉経が原因に
 出産時に会陰切開、骨盤底筋群が強く引き伸ばされるため緩み、出産経験のある人がなりやすい。便秘がちで排便時に力む人や、肥満の人、重いものを持つ人も腹圧がかかり、リスクが高い。閉経で女性ホルモンが減り、支える力が弱くなることも原因とされる。
 骨盤臓器脱を放置すると子宮が引っ張ってのしかかってくるので膀胱の働きが悪くなり、症状が進むと腎機能も悪化することがある。
 日常生活で、残便感があり、すっきりしない。お風呂で何か出てきているのに触れた。おなかの中が下がった感じ。座る時、陰部のあたりで何か押し込まれるような感じがする。下腹部のポッコリ感――などの違和感を覚えたら、骨盤臓器脱の可能性があります。

骨盤臓器脱には、子宮を支える靭帯が緩むことでおこる子宮脱。腟の前側にある筋膜が緩むことで起こる膀胱瘤(りゅう)。そして、腟の後ろ側にある筋膜が緩むことで起こる直腸瘤など、様々な種類があり、これらは、合併して起こることも多くあります。

骨盤臓器脱の症状
骨盤臓器脱の初期には、入浴中などに股の間にピンポン球のようなものが触れる。進行すると、夕方から夜にかけて、歩いているときに股の辺りに何かが下がっている違和感がある。

夕方以降に症状が出るのは、日中の様々な動作によって、腹圧がかかったり、椅子に座っている時間が長かったりすると骨盤底筋をゆるむ原因を作っているので、臓器を押し下げるためです。寝ている間は腹圧がかからないので、朝には症状が軽減している。

通常、痛みはなく、命に関わるものではありませんが、放置しているとトイレが近くなったり、尿がでにくい排尿障害をおこして、腎臓に負担がかかったり、便が出にくくなるなど、日常生活に支障をきたすことがあるということです。

施術

尾骨骨盤調整、骨盤底筋調整 骨盤底筋体操指導(骨盤を閉めるベルト使用)

尾骨骨盤調整:骨盤を解剖学的に正しい位置に調整し筋肉や靭帯などが正常に働くようにし、骨盤内臓器に負担がかからないようにする。

骨盤底筋調整:骨盤底筋の働きを正常にする。

骨盤底筋体操指導:セルフケアとして日常、自分で腹圧を上げずにリラックス状態で肛門・膣を閉める運動をしてもらいます。産後骨盤が開いているのでベルトをして行うことにより効果的に骨盤と骨盤底筋を閉めていき、体形もいい状態に保ちます。

http://aozora-youtsu.com/2018/03/post-ca3c.html
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